2011.06.13-17

13日

午前中はひたすら先生に送る進捗報告のTeX打ち。という訳で2限の素粒子論は切り。

午後はGoldenfeldゼミ。担当はM下研の人と同期で、中身はくりこみ群を実際にイジングモデルとかで見るとか。なんか自分が相手の意図を汲み取り間違えたかなんかで、そこはおかしいんじゃないか、みたいな質問をしたら実際におかしいのは自分の頭だった、みたいのの他は特に。

王位戦挑決は羽生名人勝ち。▲3六銀からの銀の活躍具合がすごかった。

14日

午前中は何してたか思い出せないが、多分理論演習の続き。

昼は研究室セミナー。今日はうちの研究室の先輩の発表だったが、かなり目新しい感じの中身で面白かった。というかどうやったらこんなの思いつくのか不思議。FFLO超伝導との関連が示唆されてたのも面白そう。

終了後は永長本読んだり。物質科学の最中も同じ。しかし全然分からず愕然。

15日

午前中は永長本ゼミ。担当は同期と素論の人で、中身はBCSハミルトニアンから始まって、電磁場応答を見ましょう、とかの話。昨日の話とも相まって、Goldstoneモードの下りが気になる。後半はJosephson接合の話しからCaldeira-Leggettの話へ。ここらの不可逆性の起源の話は、非平衡の話をかじり始めて以来、最も感動したところなので感慨深い。まあ今回はその前節の計算がだるくてあまりちゃんと読んでこられなかったが。
ゼミは多分5章いっぱいでおしまいで、量子ホール効果の所は読まない気がする。

午後はSchrieffer読むなど。非平衡科学の最中も同じ。

夜はSchriefferの続きで、5章終了。中身はGreen関数の復習だったが、だいぶ丁寧で好感が持てる。最初の方の結論を先取りしてるかのような説明が嘘のよう、というかGreen関数とかこの本でやらんでいいからそちらをこれぐらいちゃんとやってくれればいいのに。

1時ぐらいに読み終わって、その後は皆既月食をみようと試みて4時ぐらいまで粘るが結局天気が悪くてまるで見えず。

16日

前日の夜更かしのせいで体調は最悪。しかし大学で、やってる話についてかなりクリティカルな論文を発見して愕然。物性物理3とかの間もそれをずっと読む。

終了後は研究室セミナー。中身は一緒にやってるところの助教の先生でグラフェンの話。面白そうだったので、こちらの体調がすぐれずしっかり聞けなかったのが悔やまれる。

夜は理論演習の続き。定式化が一段落、ということで計算のためにmathematicaの使い方を勉強し始める。やはり何事も習い始めは滅茶苦茶楽しい。

しかし帰宅後寝る前ぐらいに助教の先生から青天の霹靂、というかショッキングな
メールが。しかし、「良いアイディアが思いつかない」という文面見るまでは最初の頃を思えばそこそこ順調なんじゃないか、というお目出度い勘違いをしていたわけで、つくづく自分の頭の春さ加減には呆れざるを得ない。
薄々感づいてはいたが、やはり動機というか新奇さみたいなものが不足しているのだろうか。しかし助教の先生の助言が丁寧で、非常に心配されてるっぽいのが心苦しい。

その後はごちゃごちゃそれについて考えて結局あまり寝ず。

17日

寝坊するが、午前中は以前友人が快適と言っていた「名曲喫茶 麦」に行って勉強する。安いのが良い。主に昨日の続きとか。一つ今まで気づいてなかったことがあってだるいと思っていた部分が簡単化されることは分かった。

午後はちょっとここに書くのがためらわれるレベルのミスをする。本当に申し訳がない。