2011.05.02-04

2日

朝から大学へ。4月始めの景気良さはもはやなく、研究室にもそんなに早く行けなくなってきたのを先輩に指摘されるなど。実際最近だれ気味で良くない。

2限 素粒子

periodic potentialの場合のインスタントン。以前のColemanゼミでも問題になった経路を変える件がやはり謎。

午後はてっきりKeldyshゼミがあるものだとばかり思っていたがよく分からない間に流れ。当訳でずっとSchrieffer読む。中身は準粒子演算子励起状態書くにあたっての2つのアプローチ。1つは変分原理で出した奴の続きで、もう1つは固有演算子求めるというもの。後者が若干謎。

研究室に一人しかいない時に、連休の間に滞在されるらしい外国からのお客さんが来て挨拶をしたが、自分のあまりに英語をしゃべれなさに唖然。まあ日本語でもそもそも会話スキルが低いのだから、英語でしゃべれると思う方がどうかしているが。

3日

寝坊したが図書館行って勉強。中身はもっぱら昨日の続きと物性物理3のレポ。

50日ぶりに髪切る。

4日

再び寝坊。気分を変えてミスドに行って勉強。カフェオレおかわり自由は非常に優秀だが、店員が頻繁につぎに来るので長居してると次第にばつが悪くなってくるのがネックなことに気づく。

前回のゼミで予習不十分だった永長本の該当箇所(Goldstone mode、KT転移)を読み返す。
ゼミではKT転移の議論で渦一個の場合の例が、自由エネルギー密度考えて熱力学極限とると、低温でも高温でも0に行くから転移起こらなく見える、故に本の議論(渦1つの自由エネルギーが0をまたぐ温度で転位が発生)は不適、という話が出ていた(という解釈のように思った)。

しかし、例によって定性的な議論しか出来なくて申し訳ないが、渦というのはこれ見る限り非局所的なものであって、KT転移というのは例えば秩序パラメタとかによる、局所的な視点での転移の議論というものが出来ないような転移(の例)だと思えるはずだから、密度で転移を議論しようとして、それが破綻したから駄目だ、というのは反論にはなっていないのではないのか?
大いに間違いの可能性があるので、間違いとか教えてもらえれば嬉しいです。

帰りは何故かブックオフ行って目についた「ヒカルの碁」を延々と立ち読みするなど。何か展開がジャンプしすぎな気がするけど、非常に面白い、というか最初の部活の下りとか、大昔の中高の頃を考えずにはいられないし、院生篇とか重く来る感じでかなり読みふけってしまった。

夜は「Bose-condensed gases〜」ちょびっと読む。