科学哲学の冒険

特に科学的実在論の立場から、科学哲学で扱う問題について解説した本。

理系の身からしてみるといつのまにか割と当たり前になってしまっているような考え方(演繹と帰納とかモデルを通して理論と現象を結ぶとか)について、どこが当たり前でないのかとかについて分かりやすく説明してくれていて、その辺りに意識的になれたのは良かったか。しかし説明は結構雑な気もする。