2011.04.13-15

13日

午前中は永長本ゼミ。中身は経路積分の定義から始まってインスタントンとかBose系、Fermi系の経路積分について。担当の素論の人の発表が大変丁寧でわかりやすかった。

昼に隣の研究室の人から「nonequilibrium field theory」読むゼミへのお誘いを受ける。まあどう考えても目的は同期なので、こちらは刺身のツマ以下でしか無いわけだが、聞いてみると他の面子も凄まじいし、何より本が面白そうすぎるのでいっそ突撃しようか悩みどころである。しかしそうすると金曜にゼミ連続で2個とか割と意味不明な状況になるのだが。

14日

午前中はTAの仕事で量子光学の講義ノート点検したり。中身は懐かしのRabi振動とか、超放射とか、詳細釣り合いと密度行列とか。予想外に時間を食われた。
後は超伝導ゼミの予習など

3限 物性物理学3

ブロッホの定理とかから始まって励起子絶縁相の話までいくという授業だったが、途中で眠くて微妙に落ちたりしていた。先生の授業と関係ない話(外国でPDやるひとは1年以内でPRLに載せられないとさようなら、とかテーマを決めすぎて凝り固まらないことの重要性とか)の方が印象深い。

終了後は研究室でのColemanゼミに混ぜていただく。といっても発表とかはせず聞くだけの予定。内容は7章のインスタントンの話で超タイムリー。しかも担当の方の発表が分かりやすかったので非常に楽しく聞けた。

里見女流三冠の奨励会受験は衝撃的であった。是非頑張って欲しいのだが、なんか例によって連盟の対処はどうしようもない感じ。あと、将棋知ってる人は(おそらく前提に近いものとして)問題にしてない感じがしてちょっと意外なのだが、文字通りのトップがタイトル全部返上して(実際は連盟の特例でしなかったけど、奨励会入りのリスクとしては可能性はあったのでは)入ろうと思う、というほど女流棋界というのは将棋やるには魅力のない所ということが、まるで将棋知らないような人にも明確になるような話なわけだけれど、まあそれを特例試験とかやっちゃって推進するということは、やっぱりもう今後の事とかは興味がないという事だろうか。


15日

前日寝落ちて超伝導ゼミの予習がほとんど手付かずだったので、慌てて大学行って一心不乱に読む。

午後は超伝導ゼミ。他の研究室メインのところに混ぜてもらう形なので、院生の人も多いし、なにより先生もいるという手厚さ。
しかし発表は冷静にみて準備が「眼球を動かした」レベル。技量については自分も人のこと言えたもんじゃないのでさておくにしても、何より問題なのは担当が始終不貞腐れ通しだったこと。途中で平気で座るのに加え、他の人と先生が話してる最中に黒板消しの掃除始めるとか中座するとか、正直感覚がかけ離れすぎてて訳がわからない。まあFetterゼミの頃から途中で居眠りしたりとか日常茶飯事だったから何を今更、ではあるのだが。

まあ今週通して発表の仕方とかについて学べた気がするし、なによりもっと頑張って良い発表をしなければならない、という気にさせられたのはよかった。

終了後は来週の永長本ゼミの準備。Faddeev-Popovの方法がやたら上手く見える。