2011.02.12-14

土日は教習所行ってFetter読んだだけ。面倒と脅かされていた坂道発進が一発で通ったのは実力を考えれば幸運であった。しかしS字クランクでボロクソにけなされて詰まる。


朝日杯は木村八段優勝。早指しとはいえ、竜王、名人相手に粘って逆転勝ちとはすごい。しかしこうして結果を残してる人たちさえA級では苦境に立たされている(今季は特に顕著。どの人もタイトル戦とか棋戦優勝に絡んでる)訳で、厳し過ぎる世界と言わざるをえない。まあ佐藤九段が去年落ちた時点でA級にもはや「聖域」は存在しないのだが。

日曜のNHK杯も糸谷五段の早指しが物議を醸してたりしたようだが、見てないのでこれは割愛。しかしこういうのを叩く人たちは、既に確立した「ブランド」の問題行為みたいのは驚くほど叩かないので何と言うか、大変将棋界的だと思う。


14日

行きの電車で傘を忘れたりして、出だしから最悪だが、大学へ行って午前中だけDMQC2010を聞く。とりあえず初めて行った会場が豪華な上に学生がぱっと見全然いなくて場違い感がありありだったが気にせず聞く。流石にこちらの知識が足りていない感はあったが、O関先生の話は20分とは思えない上手さだったと思う。量子臨界現象絡みの話がキャンセルになっていたのが残念だったところ。

合間にFetter読みつつ会議を聞いて、午後は慌てて教習所へ。
珍しく技能は通るが、効果測定で何か解いた問題の答えで自信のないやつを「あとで確認」みたいにした時かなんかに未回答状態みたいのにしていた(したつもりはなかったが、勝手になることはないそうなので)らしく、結局「あとで確認」印付けた奴は全て無回答扱いになってまさかの再試験。順調に卒業は遠のいている。
帰りは大雪だし、腹いせに録画しといた「メメント」でも見るか、と思うもそちらも消されてたりで悉くつかない一日であった。

結局腹いせの腹いせで正月に録画して放置状態だった「容疑者Xの献身」見る。まあ原作は賛否両論、みたいな感じで物議を醸した話題の作品のはずだが、本は読んでないのでそちらは特に、というか普通におもしろい発想だと思った。タネに気付いたときにBogoliubovの方法、という言葉が浮かんだのは自分でもどうかと思ったが。


Fetterは8章まで終了。電子ガスについて温度Green関数でポテンシャルを展開して計算するだけ、なのだが計算(主に積分と無次元化という本筋とは別の所だが)を合わせるのがしんどい。後最後の記述の有限温度の理論とT=0の理論の一致の話(異常ダイアグラムと基底エネルギーのずれ由来の項がキャンセル)がまだ十分に納得できない感じ。参考書があれば良いのだが。

後は今日大学で同期とも話したが、Keldyshゼミ再開と超伝導ゼミの発足があってどんどん忙しくなりそう。