禅学入門

表題の通りの、禅学の入門書。
禅とは経験を通じて得られるものであり(従って全てを教えることは出来ない)、公案とかは言葉や固定観念からの脱却を目指す手段であり、そこに本質はない、といったことが繰り返し述べられていた印象。おそらく、生きて行く中で論理的な考え方で割り切れない所があることへの対処法として生まれてきたのだと思うのだが、何と言うか論理的な考え方を捨てることの必要に対して、その先に行き着く所を語ることをしない(考え方としてしたら駄目なのだが)ために、個人的にはまだピンと来ない感じ。上手く言えないが。

禅学入門

禅学入門