2011.01.11-15

11日

午前中はFetterゼミ。前半の担当は自分だったが、特に何もなく過ぎてしまった感じで微妙。謎は解決されなかったし、やり方が良くなかったかもしれぬ。後半ではずっと勘違いしていたところに気づけてよかった。
後ゼミ開始時のやりとりに関してはよろしく無かった。反省。

午後の実験はファイバーレーザ−製作の続き。別段何も無し。

12日

時間がない状況ではあるが思い切って気分転換に上野まで歩いてデューラー展へ行く。作品の数も多いし、それぞれ見応えもあって非常に楽しめた。これが250円で見れるとか素晴らしすぎる。
中身はテーマごとに宗教画のフロアと、肖像画のフロア、自然のフロアの3つに分かれていた。宗教画のフロアでは、聖書に沿って作られた一連のシリーズの絵を見て、(自分がおぼろげにしか話を知らないので)昔の人が絵から聖書の話を理解する、というのを実感。しかし、ただ普及の助けとして、記号としての場面を描くだけではなく、同じテーマの絵でも斬新な書き方に挑戦してるところとか、背景にも技術を凝らすところとかに、一人の画家としての主張みたいなものも見て取れて興味深い。
肖像画のフロアは近しい人に対する肖像画とかから始まって通俗画みたいのとかまで色々。まあ昔の肖像画はその人の有り様を後世にまで伝えるのが目的ということで、友人の肖像とか流石にかなり気合が入った感じであった。後特筆すべきはやはり凱旋門か。
自然のフロアは宗教や権力といったものから少し離れたところに焦点を当てた感じか。個人的にかなり気に入ったものが幾つもあって非常に良かった。「ネメシス」、「騎士と死と悪魔」(馬がすごい)、「メレンコリアⅠ」あたり。

かなり満たされた気分であったが、午後の実験は5時間ほど偏光板をひたすらいじるという精神的にきつい仕事であった。

13日

2限 固体物理2

BCS理論とかをやっていた模様。遅刻した上に翌日のゼミの準備で聞いちゃいなかったが。

午後 特別実験

実験のレポートの締切りが2月頭という驚愕の情報を聞く。こちとら未だに実験らしい実験もやっていないというのに何を書けというのだ。
助教の先生に相談したところ結局一番時間をかけた(プログラミング音痴過ぎて無駄に時間を浪費しただけだが)計算について書いて、後は実験が間に合えばその解析も、とのこと。しかし実験がなまじ間に合うと、書くことは出来ても提出期限に間に合わなくなる、という意味の分からないジレンマに陥っている気がするがまあ他になすすべもないので。

レーザーのロックは院生の方がかけてくれたらしいのでポテンシャルバリアの問題についてひたすら文献探したりプログラムのパラメタ変えたりして迂回策を探す。
夜になって昨日の気分転換のせいか、ようやくそれらしい方法を思いついてほくほくであったが、報告後冷静になってみると、要は結晶にかける力(これでバンドをシフトさせてポテンシャル井戸を作る)をバカ強くすればトラップの形状が変わるでしょ、という脳筋丸出しのアイディアであり、かなり恥ずかしい。

14日

2限 化学物理学

前日に教科書をゲットしたので完全に油断しているがどうなることやら。ゼミの準備。

3限 先端物理数学

リー群の話。しかし相変わらずゼミの中身がわからず絶望していたのでろくに聞かず。

終了後は非平衡グリーン関数ゼミ。ページ数こそ少ないものの、かなり重い(中身から外れた議論がだが)感じ。途中でムキになったのは幼稚で良くなかった。反省。

最後までいられず、途中で離脱して家庭教師へ。大分証明の書き方がそれらしくなってきて嬉しい。

15日

午前中は自転車のパンク直すのと髪切るのでだいたい潰れた。
午後は実験レポを進めに大学に向かうが、まさかの居室閉鎖でしびれる。仕方が無いのでスタバ行って延々と理論演習について考える。
一つ発見があったのは良かったが、計算の最終目的みたいのがどんどん謎になってきて意味のある事なのか自信が持てなくなってきた。