2010.12.12-14

12日

勉強する前にちょっと机でも片付けるか、と思ったのが運の尽き。机の上の本をちゃんと棚にしまうためには本棚に埋まってる余計な本を元の位置に戻し、みたいのを延々とやり、終いには机の中身から全て片付けることになって計5時間を予定外の大掃除に費やすという愚行。ただでさえ風邪気味なのに、ホコリのせいか鼻の具合も悪くなるしでもう最悪。後は仕方なくFetter読むなど。

13日

2限 現代物理学入門

ろくに聞かず。ゼミの予習だが積分が出来ないのでもうやめたい。

終了後慌てて大学の本部棟に書類出しに行くが、時間的にはぎりぎりだろうと踏んでいたにも関わらず、まさに到着した瞬間に部屋から事務の人が出てきて「昼休み」の札をかけるところ。すみません、とか声をかけてみるもこちらを見ながら普通に無視されるという、非常に不愉快な事態に。

3限 素粒子原子核物理学2

来年から先生のところに行く人が初っ端から名指しで当てられて公開処刑状態でかわいそうだった。光と物質の相互作用、とかいうから何かと思って興味津々だったが、コンプトン散乱だの対生成だのだった。そんなのエネルギーが高すぎる。
後は理論演習のための論文読むが、相方の言ってたこととほとんど同じことを著者が言ってて驚く。普通なら相方が既に勉強済みだったと思うのかもしれないが、この人の場合全部自分で考えついていた、とかありうるから困る。来年からが一層恐ろしい。

14日

午前中はFetterゼミ。何かここの中身が読まれてるのではないか、というぐらい前回とは打って変わって計算を一つ一つ追っていた発表であった。でも時間に限りがあるのだし、散乱とかはさらっとで良いのでは。今日はその割に議論も多く、ゼミらしい感じではあったがなかなか進まず自分の発表は次回(今年最後)に持ち越し。もっともこのペースだと回ってくるかも微妙だし、もっと言えば春までには読み終わらない。

午後 特別実験

再びプログラミングの続き。しかし、もはや自力で如何ともし難くなって結局院生の人に助けを求める始末。まあすごい間抜けなミスを一瞬で指摘されて、お陰でちゃんと正しい結果を返すようになりました。うれしいけど超情けない。その後やたらきれいな結果が出るので妙に楽しくなって8時半ぐらいまでやってたら居室に来た先生に「計算にはそろそろ慣れましたか?」とか心配される有様である。まあやり方は今度こそ解決したつもりなので漸く一歩進めそう。


竜王戦は後手渡辺竜王の△6五歩型の角換わりという超意外な戦型。まあ今季の竜王戦居飛車トップにおける後手番問題についてのかなりクリティカルなところが顕になったシリーズである所(梅田本のようなフレーズだ)を考えるとこの選択はやはり角換わりが完全に袋小路に入ったことの現れなのだろうなあ、とか。もはや同型は完全に苦しくて(A級で秘策を繰り出したけど負けだったからもう貯金がないということなのだろう)、竜王(それも竜王戦の)ですら出せるのがこのような昔の作戦のリバイバル、というのは興味深い。羽生名人が横歩しかやってないのもおそらくは同様の意味なのだろう。