2010.12.7-9

7日

午前中はスピントロニクス入門セミナーに出席。行く前は東北のS藤先生に、東工のM上先生といった豪華な顔ぶれの話が聞けるということでかなり期待して行ったけど、まあ全体としては自分の知識の無さと時間の少なさで思った程ではなかっただろうか。しかし先生は話は上手かったと思うし、本ももらえて1000円でこれなら満足。

午後は特別実験。Igorと格闘ばかりで進展は殆どないまま、論文と計算結果が合わない旨を先生に報告。悲しい。

その後は慌てて研究室の忘年会へ。勝手にメンバーだけでやるものとばかり思ってたのだが、大OBの先生とかいっぱいいて恐ろしい雰囲気の中、何故かいわゆるお誕生席へ。冷や汗ものであった。まあ会の中身は院生の方の自己紹介で「バキ」だの「ガンダム」だのの言葉が出てくるたびに先生に「バキ」って何?とか「ガンダム」って何なの?とか聞かれて説明に苦慮したとかそんなん。後はお隣りの研究室のかなりコアな将棋ファンの方に話しかけてもらって、色々(第一原理計算の人なので主にこの間のコンピュータ対人間とか)帰りに話すなど。

8日

前日の当然の帰結として1限には出られず。その後はだらだらFetter読むが遅々として進まず。

午後 特別実験

Igorとあまりに仲良くなれないので、院生の方のアドバイスも受けられるgnuplotに乗り換える。一瞬で濃淡の着いた絵がかけて感動するが、同時に、古いIgorで等高線を相手に四苦八苦してた自分はなんだったのか、という気分にさいなまれる。しかし絵こそ書けたが、結果はどこかおかしい。

夜は喉をやられてしんどかったが、明日の話し合いに向けて泣く泣くTeXで原稿書く。眠い時に文章を書くと文体が乱れまくって、というかあまりにフランクな感じになって非常に良くない。

9日

朝、鼻をかんだ瞬間に首に激痛が走る。筋を痛めた模様で痛くてまるで曲げられない。かなり辛い体勢のまま大学へ。首が動かしづらいせいでノートも取りづらくてやる気は削がれるし(そもそも元々そんなに無いが)、机の上の教科書も読みづらくて仕方がない。

午後 特別実験

途中で一度抜けて理論演習の打ち合わせ。相方の考えてきてたことと同様なことを既にやっていた論文があったため、割とお通夜的な雰囲気。後、自分の考えてたアイディアは割と簡単に頓挫してがっくり(勘違いがあって、自明な話をやろうとしてしまっていたのだが、自明でない話に持って行こうとするとそれは既にやられている話に帰着する)。正直この先全くの暗闇である。

がっくりして実験に戻る。肩がバリバリな中、プログラムのあらを探すと、遂に幾つか問題が見つかって、ようやく振る舞いがそれらしい絵がかけてかなり感激。しかし院生の方と答え合わせしたところ微妙に違う感じで、もう一押しが必要、みたいな感じ。それでもこれが済んだ後にやる話も教えてもらったし、今日唯一の収穫であった。

帰宅後も首の調子は悪い上に、一日首をかばう感じだったので肩にえらく負担がかかってひどく痛い。こんなんで明日家庭教師出来る気がしないのだが。