2010.11.22-24

22日

2限 現代物理学入門

polariton condensateについて。特別実験のお陰で個人的には実にタイムリーであるが、何より驚いたのは実験専門の先生がおもむろにPethick-Smithの写しを配り始めて延々とBogoliubov変換とsoundについて語り始めたところ。理論演習という爆弾への直球ど真ん中で、タイムリーにもほどがある。狙われたのではないか、と思ってしまうぐらい。レポが出たが提出が暫く先なのは救い。

3限 素粒子原子核物理2

気がつけば前半もおしまい。レポは学期末みたいで何より。来週は(元気なら)非平衡の集中講義を見に行くので素粒子サイドの初っ端から休む予定。

23日

朝からFetterゼミであったのだが。以下愚痴。糞みっともないので閲覧注意。




















今週の担当者は先週当日になってまた来週宣言をした人であったが、この日も30分開始を遅らせることに。何か事情があったのかと思ったけど、控え室でそれと思しき人が立ち歩いてた姿を見たような気もするし、まあ何が何やらよく分かりません。
今回は前回の分も含めてスピーディに進むのかと思いきや(祝日だし自分としてはエンドレスでも構わないぐらいだったのだが)そんなことは全く無く、高々10ページぐらいで計算も全然追う素振りもなし、質問も無し(発表者は基本十分に用意して質問に答える側、というのが暗黙の前提と思うが、個人的には発表者も議論の種になるような良い質問ならばして良い、むしろするべきと思うのだが)、ではわざわざ集まって本を読む意味は無いのでは?

後始まって2ヶ月ぐらい、ゼミの間文字通りのだんまりの人もまた何とも。全てお見通しで逐一口にだすのも馬鹿らしいのかもしれないが。まあこれはゼミの間だけ躁状態の人みたいになって(間違ったこととかも恥知らずなことに)しゃべってて、日頃はろくすっぽしゃべらない自分の方が一般的にはどうみてもどうかしてるわけなのであまり人の事は言えないと思うけれど。

まあ今後のやりかたとしては一日あたりの担当を増やして発表自体の負担を軽減とか、予めかなり厳密に進む分を明示するとかあるかもしれないけど、そもそもいい年した人間が好きでやろうとしてることなのだからそこまで(ルール的にして)やるのもどうなのか、というかむしろ情けないことと思ってしまうので、正直まあどうでも良いです。だからと言ってここで愚痴ってるだけでは百害あって一利なしだが。



















(愚痴終了)


午後は実験の研究室に陣取ってプログラミングやるが自分の書いたプログラム(と呼ぶのも恥ずかしい代物だが)がバグしか吐かないので絶望して散歩に出る。上野公園を博物館あたりまで行って回る感じでたっぷり1時間ほど歩いて満足。まあさすがに上野だけに人は多いし見世物とか出て雑然とした感じではあったけれど、紅葉は予想外に綺麗で、ここ数カ月の旅行に行けないことによるフラストレーションは少し軽減された。

あと昼はつい最近大学の近くにできて、一部で話題の山手本郷店で食べた。教養の頃、ここの本店が裏門出てすぐのところにあってたまに食べたものだがそういうのを思い出すひとが多いのか出来てから暫くまともに入れない状態。オープン2週間後とかにして漸くはいれたわけだが、まあ中身は本店とそう変わらない感じだろうか。もう少し近ければもっと使うのだが。

実験室に帰ってからはPeskin読んだり理論演習のネタについて漠然と考えたり。


24日

1限 場の量子論2
先週のテスト以降反省して今日からはちゃんと授業の時間に行ってZwiebach読もうと思っていて、実際授業にも間に合ったのだがどうも
集中できず。

終了後はZwiebach続き読んだり。
後これに興味津々なんだが読む時間が取れるか怪しいのでためらい中。本腰入れて理論演習についてやるなら買ってもよいが。

Fundamentals and New Frontiers of Bose-Einstein Condensation

Fundamentals and New Frontiers of Bose-Einstein Condensation

しかしどうでも良いが、今やってるの(自分が投げた。因果応報)はそもそも一緒にやってる人たちとかがえらく出来ることとかもあって、まともにやっていては完全に置いてけぼりを喰うと思って、かなり意図的に投げた変化球気味の奴だったので研究室本来のネタとも(直接は)結びつきが薄いこともあって、あまり長引くのは好ましくないとも言えるので、本格的にはやりづらいというのはある。

まあそんな話はさておき、もし読んだ方がいれば、感想など聞かせてもらえると嬉しいです。



午後 特別実験
ひたすら昨日の続きでプログラムのアラとの格闘。過去の論文の結果をちゃんと再現できるか見ていたのだが、毎週出すことになってる進捗報告的な奴に辛うじてデータ出すのが間に合って、数値のズレについては改善の余地があります、今週はそれと、より進んだ一般化が過大です、的なことを書いてやれやれ・・・とか思っていたが普通に提出後にしょうもないミスが発覚して(しかもそれを訂正してもまだ論文とのズレが優位にあるのだが)、訂正も間に合わない感じで、もう最悪である。
しかも、自分が手伝わせてもらってる実験を前からやってる院生の方も、同様のプログラム組んで論文と照合する、みたいなことを先週あたりからやってたのだが、それの出来があまりにすごくて、というか自分が今週やったのは本来の目的の奴を出すための前段階的な奴としてやってるつもりだったのだが、その人の今回の結果は普通に自分の目標を包含した上に更にはるかに進んだことをやられてたので、もう自分のやることは何一つ残ってない感じで駄目さ加減に絶望。



しかし久しぶりに日記書くと、書いただけで一仕事やったような錯覚に陥って実に良くない。やはり卑小な毎日をちまちまと付けるのが大事なようだ。