2010.11.10-11

10日

1限 場の量子論2

寝坊したが部分的には授業を受けれた。もっともPethick-Smith読んでたりなので、授業を受けるの定義によるが。来週テストで持ち込みは可らしいが、ノートが不完全なので作らねばならない。というかこの教官に限らないのだが、授業を毎度真面目に受けてせっせとノート作った人に報いてあげよう、みたいな方向性は高校生相手までにしていただきたい。

終了後はFetterの計算再度追ったり。理論演習の人と来週集まる約束を取り付けたので、それまでにそちらも考えねばならない。

午後 特別実験

実験とは全然関係ないが途中で昼食べに出て、気まぐれでそばでも食べるか、とか思って以前から噂を聞いていたあさひやに向かったのだが、そこでそば頂いて満足して出るか、といった所にT野先生が入ってきてびっくり。まあ直接の接点はブラウン運動の試問で絞られたぐらいなので多分先生は全く憶えていないだろうが。人よけに昼の時間をずらすのも考えものだと思わされた次第。

肝心の実験では、勉強会で試料にかける圧力に関する論文読んだのだが、これ計算するはめになったら楽しく無さそうだなーとか思ってたら案の定計算をすることになった。しかし応力と歪みの計算から始まって(ヤング率とか聞くのが1年の実験以来なのだが)、摂動論で36×36成分計算する、とか以前の卒論に書いてあるのを見ると流石に気がふれそうになる。その他にも、今後の役には全く立たなそうな計算だとか、実は既に一応答えを得るプログラムはあるらしいとか、やる気をそがれる要素がいっぱい。とりあえず教えてもらったKittelは読んだ。

11日

2限 固体物理2

半導体の続き、だったが昨日おかしくなった計算を確かめてばかりでろくに聞かず。

午後 特別実験

昨日の計算のために論文読んだり、実験室の片付けやったり。BECどころではなくなってしまっていて悲しい。しかし、実験室とか片付けてると院生の方とかは色々思い入れのある品をうっかり見つけて昔話になったりとかもあり得るけれど、来てたかだか1ヶ月でまだ実験も始めて無い学部生、かつ片付けもろくにできないお荷物というおまけ付きの自分には全く居場所はないのであった。という訳で片付けの最中はひたすらダンボールを解体するしかないという、かなりアレな人であった。明日の歓迎会に行くのが猛烈にためらわれる。

竜王戦は羽生名人勝ち。途中は圧倒的に竜王が厚い形に見えたが、よく分からないうちに難しくなり、気がついてみれば逆転、というまさにこれぞ羽生名人、という逆転劇であった。しかし終局後のコメントはどちらも悲観的で興味深い。名人が一つ勝ててほっとしました、なんていうのは信じ難いことだし、竜王竜王で、堅陣からの細い攻め(これは竜王の得意な展開)を食う形になったことから形勢を厳しめに見ていたのかと取れる発言。いずれにせよ次が大勝負になりそう。