2010.11.02-03

2日

午前中はだらだらPeskin読む。

昼休みに将棋世界12月号読むが、王座戦の観戦記で藤井先生の将棋が「恐竜」とか言われてるのを発見。まあ何と言うか、もういちいち目くじら立てるのも馬鹿らしいのだが、いい加減この領域にはうんざり。なぜ程度の低い文章が淘汰されないのか。
後、里見女流三冠対佐藤九段の将棋は面白かった。しかしこの企画で登場した棋士の中でも、全て予想の範疇内というか、そんな感じで将棋を運べたのはさすが佐藤九段という感じで、結果としてむしろ佐藤九段が、他の男性棋士とのはっきりとした差を見せつけた格好となっているように感じた。

後、生協で「喜嶋先生の静かな世界 」を偶然見かけて最初の方だけ立ち読み。残念なことに中学生の頃は森博嗣信者だったのだが、大いに売れて以降の著しい劣化とか(最初の5作ぐらいでよしておけば素晴らしかったと思うのだが)、何か高校から大学にかけて妙に愛読書として公言する人を認識する機会が増えたり(後は村上春樹についても異常に見かけるようになった気がする。このため、この手の人をかなり眉に唾して見てしまう)で、割とアンビバレントな感情しか持っていなかったため、見た瞬間は大昔の短編の焼き直しとか、相変わらずどうしようもないな、とか思ってしまったのだが、読み始めてみると最初の方に関しては昔の文章に近い感じで、うっかり実験に遅刻しそうになるぐらいにはとても楽しく読めた。


午後 特別実験
実験のはずなのだが、延々と本読みをしていても何も言われないのが逆に怖いぐらい。1月とかになって泣く羽目になりやしないだろうか。という訳でPethick-Smith3章途中まで。後は助教の先生とか院生の方に勉強会ライクなもの(というかむしろ付き合ってもらって自分が基本を教わる感じ)を開いて頂くが、いきなり英語の文献配られて、その場で読み解くというのは敷居が高すぎた。明日は事前に読んで質問とか出来るようにしたいが。

3日

朝起きられたので久しぶりに自転車漕いで地元の図書館へ行く。日当たりもよく(思わず散歩してしまうぐらい)、珍しく非常に快適に勉強できた。Peskin4章終了。散乱振幅の求め方とFeynman ruleとかだったが、詳細が先延ばしだったり、雰囲気で分かるだろ、的な空気で押し切る辺りとか、が多くて嫌だ。もしやQFTのしょっぱなに読む本ではなかったのか。