2010.09.14-16

暫く放置してしまったが、生きています。

ここ数日は色々進路というか、自分が何が心から面白いと思えて、研究することに意義を見いだせるのか、とかについて考えていた。というか今まではそれ以外の主に環境面とかの、極端に言えば瑣末なこと(実際は生身の人間である以上そうでもないけれど)にとらわれすぎていたことに気づいて愕然とした、というか情けなくなった。以下超適当なことを書くので間違いとかあれば、呆れながら指摘してもらえれば喜びます。

夏休み前ぐらいまでは、強相関電子系においての非平衡現象(今あるのだと強い光を当てて応答とか転移を見るとか、外場を急にいじって系の時間発展見るとか)は未知の事だらけでやりがいと将来性のある分野ではないだろうか、と考えていた。
しかし、ものを知らないせいというか、漠然とした、先の方ばかりに目が行っていて、今現在までに提出されてきた大問題とか、しかめつらしく言えば物性全体でのそれらの位置づけとかについて全然考えようとしていなかった。実に良くない。

しかし冷静になってみると、ここ最近は一介の学部生にも感じられるぐらいに、諸大問題を横断するような普遍的な概念、言わば背骨みたいなものがはっきり表れてきている気がするし、それにより、多くの魅力的な問題に取り組みうる非常に面白い時期を迎えている(普遍的な概念が多様な現象として顕在化するのが物性の大きな魅力と感じているので)のだから、まずはそういう所にどっぷりと浸かるべきなのではないだろうか、という考えも出てきて悩ましい。

まあ明日は理学系の発表でその結果如何で進む研究室とか決めることになるわけだが、少なくとも進学先の決定時には、現段階で自分が重要な問題の内の一つと確かに思えるような事をやりに行く、という気持ちで行けるようでありたいと思う。まあ普通の人だったらこういう事出願の前に考えますけどね。

という訳で例によって何が言いたいのか良く解らん文章だけれど、夏休み前なんかよりは遥かにクリアな状態と思う。