2010.09.02

2日

理学系面接当日。スーツ着るのは9ヶ月ぶり。猛烈に暑くて辟易するが、ひとまず自分の時間の2時間半前とかに到着。既に人が結構いて驚く。その後は教科書眺めたりするが、全く落ち着かず。

しかしあっという間に時間は過ぎて、自分の番。小さめの部屋に行くと、そこには物性理論の先生オールスターみたいな感じでずらっと並んでてかなり怖気づく。
以下細かい中身については、「口述試験の内容をインターネットに書くと不正行為とみなして不合格となるおそれがある」とのことなので割愛。全体としては、柳に風、みたいな感じで全く手応えがなかった。質問されて答えると「はいはい」じゃないけどほとんどレスポンスもなく次の話へ移るみたいな感じ。第1志望の先生だけ妙に朗らか(将棋で言うところの感想戦モード。「いやーこうされてたら負けでしたねーはっはっは」みたいなん)で、後の先生は淡々というか、別にこちらに興味なしという感じ。後の先生の質問に行くにつれて、至極当然の中身のはずなのにこっちの答えの精度が指数的に下がっていて雰囲気がどんどん悪くなっていった。現実的に目のある先生の方を重視しないでどうするのだ。まあそんな感じのひどい有様だったので見てられなくなったのか、S水先生(志望はしていない)にすごい勢いで目を逸らされたりもしたけど私は元気です。いや実際はとても無理でそのまま帰りたい気分だったが。

その後は第2志望の面接が5時間後とかにあったので図書館行ったりしつつ時間潰そうとするが、全然落ち着かないし、先の面接のグダリっぷりとかしか思い出さないので諦めて受験生控室にずっといることにする。物工の面接の原稿作ったり山を張った実験の見直ししたりして、忘れた頃に面接開始。こっちはこっちで広い部屋に実験の先生が大挙していてプレッシャー。今度はまあ3年の頃に散々お世話になったというか、醜態を晒しても寛大に対処してもらった先生が第1志望とかだったのが影響してか、喋ることとかも妙に予定調和とかで進む。なんか話の流れから第2志望の先生との話も妙にスムーズに流れてまさか順調に来ているのか、とか思ったのもつかの間。第3志望の先生のところで間抜けなことをのたまい一気に化けの皮が剥がれた上に第4志望の先生にそこをびしっと突っ込まれて狼狽した挙句、超恥ずかしい勘違いをして、頓珍漢な返答をするという始末。しかも最後第1志望の先生がまた質問してくれたけどどうもフォローの意味が強かった気がしたし、それもまた精神的にきつかった。結局超不完全燃焼の中、面接は終了した。

王位戦は広瀬六段勝ちで、遂に新王位誕生!おめでとうございます。将来的に見て、今日はかなり歴史的な日になるのではないだろうか。全局穴熊、というこのシリーズ、特に際立ったのは、挑戦者の振り穴の職人的芸であり、王位獲得によりこの戦法が一時期の藤井システムのように猫も杓子も、となるかというとそれは別問題かな、と思う。


明日は物工の面接で朝一番から7分の発表をしなければいけないというので、今から気が滅入
っている。こんなとこ見てる人は皆無と思うが、物工志望の方は最初の方に口述受けたくないとか、試験で前の方に座りたくないとかあったら、なるべく出願は遅めにすると良いと思います。
しかし自分で発表原稿書いてても、なんか胡散臭すぎて某名誉教授の何とか物理学と変わらない気さえする始末である。

終わったら色々散財したりして楽しく過ごす予定だったが、どうも殺伐とした日々をずっと過ごしてきて頭がおかしくなったのか、良い気晴らしがあまり思いつかなくて愕然とした。将棋も自分で指す気はもう全然しないしね。物理についても読みたい本は数多なのだが、当面の目標の理論演習とは全てが関係ないのが気の重さを加速している。