2010.08.14-17

あまりの暑さに辟易して日記つけるのを完全にさぼってしまった。ここ数日は夜中の温度の引かなさが特にひどい。

ここ数日は延々と数学の復習したり問題解いてたりが主だった。まあ留数の計算とかフーリエ変換とかばっかりだったから、こんな算数まがいのを「数学」とか言ったら数学科の人に怒られるだろうが。しかしこれも3日ぐらい続けてやってるといい加減精神的にしんどくなってきたので、もうお終い。常微分方程式の手筋的な解法とかはもう知らん。

今日は気分転換にぼちぼち今まで解いた問題の解き直しはじめた。具体的にはH22年度とH21年度途中まで。久々過ぎて初動に手間取り大分不安が残ったが、流石に以前よりはサクサク解ける。まあ電磁気の最後が相変わらず胡散臭いし、実験の最後がてんで分からなかったが。
後はH21年度の数学時間測ってもう一度ちゃんとやったが、時間に追われまくって何かもう答案とはとても呼べないような殴り書きの解答しかできなかった。今年からは試験時間が1時間から1時間半になるようだが、分量もそのまま1.5倍とかだと死ねる。結局1−1−4以外は出来たので以前よりは処理能力が上がったと言えるのだろうか(全く意味ない)。

竜王戦挑決第一局は羽生名人勝ち。完全に自分の理解を超えた指し手の応酬で、見ていて非常に興奮した。△3六歩はまず確実に歴史に残る手の一つと思うが、大駒がただで取られそうなところでのこのような歩突きはこれまでも羽生佐藤戦の王将戦第3局(佐藤王将誕生の時)の▲7四歩とか、羽生佐藤戦の棋聖戦第5局の△8六歩とかいろいろある訳だけど、これらはこの手以降の激しい寄せ合いを含んだ一着なのに対して、今回の△3六歩はむしろ久保玉の受けの余地を無くしておいて、最後の突撃を一見非常に危なく見える玉形でしのいで勝つ、という路線での一着なところに、羽生将棋の円熟を見た思い。ここらへんの流れを大分前からイメージして戦ってるはずなので信じ難いほど懐の深い将棋と言わざるをえない。序盤の馬を作らせる意欲的な指し回しをこのような奇跡的な指し回しで打ち破られた後、第2局までに久保2冠がどう立てなおしてくるかが興味深い。