2010.06.12-13

12日

午前中は図書館で勉強。猪木・河合「量子力学」5章読むが、しょうもない勘違いで無駄に時間食ったのと、もう一つ教科書の記述がよく解らん、というか怪しいのではないか、というところで詰まる。5.4節の問題4で量子数l+1に対応する動径固有関数をlに対応する動径固有関数で展開するとか言ってるけど、可能なの?まあ例によってこちらの間違いの公算が高いのであれだが、教えてもらえれば喜びます。

午後は物理工学科ガイダンス。
・今回他学部、ということで強く感じただけかもしれんが、内部と思しき人達が、例によって外部多すぎじゃないか、とか固まって騒いでいて、またか、という感じ。うちの学科の方が、まだましだった、というのは言い過ぎだろうか。
口述試験で自分の卒研についてしゃべれ、とかいうことだが、卒研やってない人はどうすればいいのか。しかも黒板で説明ではなく、自分で資料作って発表とかなのが又面倒。
・研究室訪問では目当てのN長研に行ったが、聞きしに勝る凄まじさで度肝を抜かれた。強すぎる。まず、先生のモチベーションがすごいし、忙しい中でも学生の面倒結構見てくれてそうなのが凄い好印象だった。O川先生とかK藤先生とか、志望先で気にしてる先生達が全て出身者だと聞いて凄さの一端を見た感じ。
・先生は自分の研究、というか頭の中の一端を見せてくれたが、難しい上、早すぎてとてもじゃないが分からず残念。とりあえず、幾何学とゲージ場の勉強をしないことには土俵にも登れなさそう、ということは分かった。
・その折に同席した人(超人気で7人とか一緒に話聞いた。うちの学科が4人で、電通大の斉藤先生に卒研習ってる人とかがいた)が、先生が本の名前とか上げる度に、いちいち一言書評を聴かせてくださって鬱陶しかった。というかどんな本をいつ読んだ、とかがバロメータになってるあたりがついこの間までの自分を見るようでいたたまれなかった。
・N長先生が熱すぎて、一瞬で2時間半ほど過ぎてびっくりしたが、その後はそこの院生の方に色々話聞くなど。まあこちらは特に。
・大分時間も押してきたので、学科の人とはばらばらになる感じで、今度は卒研一緒の人とI田研の説明聞きに行くなど。まあこちらは、(こちらがあまりいい質問を用意していかなかったことも手伝って)大体予想の範囲内で進む。ぱっと見は滅茶苦茶怖そうな先生だったが、予想よりは怖くなさそうだった。Bose系よりFermi系の方が難しい、という言葉には意表をつかれた。
・まあ、二つしか見て回れなかったわけだけど、強相関をやるのならば東京にこのまま残るのでもいいのかな、と思わせられるほどには(特にN長先生が)強烈だった。

13日

朝は昨日の続き。しかし途中で研究室のこととかうっかり考え始めて何だか手につかなくなってきたので思いつきで、H22年度の理学系の過去問やる。結果を見つつ、志望先を決めようという腹もあったのだが、肝心の出来は実に微妙。

計算間違いとかがなければ、最後まで行ったところを全部完答にすれば、1番7割、2番10割、3番8割、4番5割(笑)とか。

とりあえず、簡単な1番でわりとしょうもない系のミスをして最後まで行けなくなったところが悔やまれる。時間外でやったら正解(多分)がすぐ出たのでなおさら。あと問題解く経験値が低いせいで、答えが出ても猛烈に不安で、別のやり方で確認しようとしたり定性的なアプローチを考えようとして、実力不足でミスるとか、慣れない次元解析をしようとして手間取って時間捨てたり、みたいなのが多すぎる。2番とか何でもないような問題で時間を食い過ぎ。3番は導波管をなめていて、ちゃんと分かっていないことが判明。4番は選択の実験問題で、何やるか逡巡した挙句血迷って原子核に飛び込んだが、前半の衝突の問題(しかも何故か非相対論)しか出来ず。後半は集中力も切れていて駄目。しかし実験の対策とかどうすればいいのだろうか。

しかしこの出来では、悪い意味でどこに出せばいいのか途方に暮れざるを得ない。9割とか無理ゲー過ぎる。

大和証券杯は広瀬六段勝ち。この振り飛車穴熊はもはや伝家の宝刀、の名がふさわしい域の気がする。