2010.05.19

19日

朝から大学行って発表になった時のための原稿作る。結局ひよってAtomic gasのやつと通常のマグノンをまずやってそれで時間が余るようならBECの話に入る、という筋にする。しかしここまで馬鹿丁寧になるというのは、明らかに前回あっさり行くと思ったところで突っ込まれて悲惨な事になったのがトラウマになってるのが見え見え。

2限 プラズマ物理学
軸対称な系においてのプラズマについて。前述の原稿作ったり。

午後 理論演習
結論から言えば今回は発表はなかった。しかし他の人はちゃんと自分で考えてきた問題詰めて先生を納得せしめていたり、すごい数の論文読んでたりして、頭が下がる。
終了後、先生に「来週はどんなことをやるの?」みたいなことを聞かれて、この間思いついたことと、今こんな論文読んでる、とか喋ったら、もうやられてるんじゃあないの?とかさらっと言われて一刀両断。物性研のO川先生に聞いてみるといいかもしれない、ということなのであわよくば土曜の物性研ガイダンスで突撃したい。しかし薄々感じていたことだが、先生の興味とずれていそうな雰囲気があるので、傷のない発表をしつつ、面白げな話し、と思ってもらえるまで持っていくのはかなりハードルが高そうではある。そもそもまだ論文追ってる段階で独自の計算とかできてない、というのも強く出られない原因である。

帰宅後はPhotonic Crystalの続き読むが、説明が微妙な上、何よりもあまり話題が楽しくないので全然進まず。

名人戦は羽生名人勝ちで防衛。おめでとうございます。しかし各所で言われていることだが今回のシリーズ通じて三浦八段の必死に考える姿は心を打つものであったし、こういう所がテレビで放映されるようになっているというのは(山場の二日目夜の10分が生中継されるようになった)素晴らしいことだと思う。個人的な感覚としては、三浦八段は今まで将棋メディアの発信する「イメージ」的な面で大分損をしてきた棋士だと思うので(圧倒的に得をしている棋士として羽生名人は言うまでもないが、意識的にこれを利用することで得をしている最たる棋士は渡辺竜王だと思う。このことについてはいずれ暇ができたらもっとまとめて書きたいと思う)、今回のことは良かったと思う。シリーズでは特に第1局や本局は中身もかなり濃く、楽しめたのでまた番勝負への登場を期待しています。