2010.05.16

16日

午前中は図書館で一般相対論のレポ4分の1だけやる。〆切まで後3週間で、別に楽しくないことなので可能な限り愚駄愚駄やる。嫌なことを一気に終わらせられなくなった辺り、年をとったと感じずに入られない。

午後はチケットがあったのでサントリーホールのコンサートに行く。曲目は
ショパン: ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 
ブラームス交響曲第4番 ホ短調 
ブラームスのは非常に素晴らしかったと思う。あまり時間に余裕ない中だが聴きに来て良かったと強く思った。もっとも第三楽章ではYesのが脳内で同時に流れたりしてたが。後極聞いてる最中に突如今までわからなかった物理の問題が解けた。こんな経験は実に久しぶりで非常に気分が良かった。曲終了後までは最高の気分だったが直後のアンコールで横の老婦人が携帯ならしたり、荷物を音立てながら漁ったりして、ぶち壊しとまで行かないがやや興ざめになったのが残念だった。一般にどこかに出かけた場合、経験の上では老人の方が圧倒的に行儀の悪い率は高い。

帰りに結局iPod買った。ゲームとか他の機能を手厚くすると、本当に廃人になりそうなので、余計なものをつけないことにする。

ちくま日本文学12 中島敦読了。文体が非常に好み。この人の作品は中高の先生がどうも好きだったようで、中1で名人伝、中3で山月記、高1で李陵とか読んでこそいたものの、やはりその頃とは読んだ後の重さが違った。山月記とか今でこそ割ときつい。
南国のとかは中国のに比べれば正直それほど好きではないのだが、「マリヤン」は良かった。後は「文字禍」とか。

中島敦 (ちくま日本文学 12)

中島敦 (ちくま日本文学 12)