2010.04.02

2日

朝から大学行く。院の入学式のためか、サークルの勧誘と思しき人達が散見されたが、理学部の周りはやはりというべきか、大体いつも通りだった。
今日から時間割配布、ということで朝から行ったのだが、事務室の人たちが学部ガイダンスに出ているためか、午前中は教務は閉室、ガイダンス終わる頃を狙っていくも今度は昼休み、それが終わる頃に行ったら今度は院のガイダンスのために教務閉室で、シラバスは夕方になるまで配布出来ないとか書かれた張り紙が扉に貼ってある。忙しいのはわかるが、まともにシラバス配布が出来ないのならば、本日からとかサイトに載せずに素直に授業開始日からにするべきだと思うのだが。結局夕方の研究室訪問終わってから行ったら何とかもらえたが。

という訳で最後(予定)の研究室訪問(A木研)。以下概要。

・理論演習の中身は研究に近いことをやる。過去に幾つか(2割程度とか言ってた)実際の論文になってPhysical Review Letters Bとかに投稿されてる。幾つか上げる題材から選んで最初のうちはとにかくそれに関する知識とか仕入れる(ここで三分の1とか言ってたか)。その後上手く問題を絞って残りで形にする、とか。当然夏休み(以降)もそれに取り組むことになる。週1で進捗の発表とか議論とかで残りの週6はとにかく勉強とか。
・学部の内に何やるかについては、そもそも勉強と研究は全く違うものなので、単純にそういうふうには言えないとのこと。ただとにかくやる気というか、物理が好きで没頭できることが大事、と言ってた。後院後についてからのことを聞こうとしたら、ちょっと焦りすぎじゃない、みたいな感じのことを言われた。
・進路に関しては博士行く人が多いが修士で出る人もいるとのこと。
超伝導について、研究室の特色みたいなことを尋ねたら扱ってるというところは数多くあれど、真正面から取り組んでるところはそれほど多くないのでは、うちは鉄の時もそうだし、有機物についてもこの間成果を出せたのは20年来ずっと正面きってやってきた結果ということで、特長と言えるだろう、とのこと。矜持みたいなものが見えて格好良かった。
・なんかしばしばきついとか怖いとか聞いたのだが(院試で発表してる途中で突っ込まれて、こんなのも分からないのですか、とか言われるとか)、今日話してる限りではそんな印象は受けなかったし、時折辛口な感じもあったけど、それは物理に対してシビアというか真摯なことの表れなのかな、と感じた。講義の時とかの印象とかとはずいぶん違って少し驚いた。授業の中身で言えば、やることは猛烈に大変そうだけれど、まあ折角なのだから(最近動機づけがこればかりだが)やってみる価値は大いにあるかな、と思った。

夜はどうでもいいこと、といえば全くそうなのだが、猛烈に腹立たしいことが一つ。後ろを振り向けば自業自得とはいえ、辛いことばかりが思い出される。前を向いていられなくなったらそこでお終いという片道切符。