2010.03.29

29日

午前中は大学行ってゼミのための確認とか理論電磁気学読むとか。

午後は三度目の研究室訪問(O形研)。今日もこの間一緒に訪問した人と。実は交換訪問オファーという、意味の有るのか無いのかよく解らんことをやったので。以下概要。

・理論演習は先生が見つけてきた、トポロジカル何とか(知らない英語の単語で忘れた)という、なにやら面白そうなトピックについての論文読みだそうな。さらっとハードル高そうなことをおっしゃるので、びくびくしながら、必要な数学の知識とか尋ねたら、それほど特別なものとかは必要ないとのこと。やや安心。
・就職は修士段階だと三割とか、だったか。物理にこだわらなければ博士でもあるいは、みたいな感じにとれることは言ってた。アカデミックな所に行ける人は10%から20%とか。きつい数字を先生から言われるのはしんどいものがあるが、この手の話に対して嫌がらず数字とか出しつつ話してくれる、というのは好印象だった。
・物質設計とかやってるところもあるが、まあそっちよりは割と、モデル組み立てて面白いものが見れるか考える、みたいな感じらしい。
超伝導やってる研究室はたくさんあるが、この研究室の特長みたいなものがあれば、とか尋ねてみたところ、まあ以前オリジナルなやり方とかも開発したが、最近はすぐに流通してしまうので(笑)とのこと。研究のシビアさを垣間見た気がする。
・(学部の内の)勉強についてはまあ量子力学統計力学ちゃんとやって後は自分たちでグリーン関数とかくりこみとかやっても良い、みたいな感じ。幾つか回って感じたことだが、まあ授業とかやる先生達からすればあまり積極的にはどんどんカリキュラムと夏季にせず勉強せい、とかは言いづらいのだろうな、と思っていたのだが、どうもそれだけではなくて、実際問題としてそれほど先に進んだ勉強とかが望まれているわけではないのかな、という印象は受けた。まあ初対面の学生に向かっては、一般的なこと以上言いようが無い、というのは当然あるだろうが。
・全体としては絶縁体とか超伝導とか割と強相関電子系的なことをやる、とのこと。先生は授業の通り、ぱっと見はゆるゆるだが、時折目が鋭く光るみたいな感じ。受け答えとかは大分親切だったと思う。
・後、9階(理論の巣窟)の学生は結構研究室とか超えて行き来してたりする人もいるとのこと。微妙にかぶってない人とかとの話は刺激的らしい。こういうの聞くと早く院生になってみたいと思う。

3つぐらい研究室回ったわけだが、どこでも学部の授業でやるようなことを非常に重要視してるのとは強く感じた。
後、やはりこちらは当たり前ながら相当未熟ということ、もっといえば、研究分野とか興味のある話とかある程度考えていくわけだが、まあてんで話にならないという感じなので、もしかすると研究分野とか(よほど体に合わないとかでなければ)意外と悩みすぎてもしょうがないのかもしれないと思った。
したがって、重要なのは研究室の雰囲気との相性とかになるのかもしれないが、今回は院生室見てないのでそこは不明。院試ガイダンスの頃にまた見て回ったりすべきなのだろうか?

中身は結構気になってるのだが、最恐の研究室があと一つあって訪問するかどうか思案中。
最初に行ったところが例外的な強さで、出鼻をへし折られたが、残りは大分穏やかで安心だったので、このままの勢いで行ってしまうべきか迷い中。