17日
午前中は大学行って本返したりゼミの予習したり。
午後はハーケンゼミ。範囲は超伝導。幾つか疑問があったが、解決はせず。より詳しい教科書(Schriefferあたり?)を読む必要があるかも。
ポラリトンのところは各自で読む、問うことなので、ともあれこれで、ゼミも含めてハーケンは終了。
上巻は調和振動子の復習から始まって、第二量子化の基本的な計算まで。下巻は応用として素励起(正孔、分極波、プラズモン、マグノンとか)、更に光子と電子の相互作用に入ってダイアグラムの触りとかグリーン関数の初歩を経て超伝導へ。最後はポラリトン。第二量子化と、その応用としての素励起の話のところ辺りまでについては、(上巻は丁寧すぎる気もするが)すごく良い本だったと思う。後半のトピックに関してはより進んだ本を読む必要がありそう。
固体の場の量子論―素励起物理学入門 (上) (物理学叢書 (43))
- 作者: ハーケン,松原武生,村尾剛
- 出版社/メーカー: 吉岡書店
- 発売日: 1987
- メディア: 単行本
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固体の場の量子論―素励起物理学入門 (下) (物理学叢書 (44))
- 作者: ハーケン,松原武生,村尾剛
- 出版社/メーカー: 吉岡書店
- 発売日: 1986
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次は少し違った分野のこと(例えば相転移とかくりこみ群、あるいは固体物理とか)やってみたかったが相方の、Fetterはいまのうちに読むべきだろう、という強いプッシュに負けた、という訳でまた同じような中身だが次はFetter。月曜に開始、ということで早速通販で頼んだ。
後は雑談してる際にひょんなことから再び研究室訪問の予定が入る。まあ今度は複数人なので、昨日のような破目になったとしても幾分絶望感も薄まるはず。
王将戦は久保棋王勝ちで、遂に二冠に。おめでとうございます。
このカードはいつも超難解な終盤になって結局奇跡のような指し回しで羽生勝ち、というパターンが多く、内容以上にスコアに偏りがある印象だったので、ようやく、といったところか。