2009.11.27-29

27日

1限 生物物理
さぼっていなくなってる間に既に担当教官が交代していた。脳とか神経とかの話をすると聞いていたが、ぱっと見よくわからん話をしていて面白くなさそう。

2限 統計物理
くり込み群の続き。Φ4モデルとかについてやってた。そろそろ相転移・臨界現象の統計物理学に復帰せねば。

午後 物理学演習
この授業、基本的にその日いきなり配られた簡単な問題を30分高で解いて、その後黒板の前で希望者が解く「その場演習」と、問題に対してあらかじめ担当者を決めておいて一週間後に黒板の前で担当者が問題解く「持ち帰り演習」があるわけだが、この日のその場演習はいつもに輪をかけて糞もいいところみたいな問題で、まあまだ発表していない自分はこれ幸いとばかりに解いたわけですが、まあもう黒板の前に立ったあたりでかなりげんなり、第一声の「自由エネルギー…」ぐらいまでしゃべったときにはもうこんなのを前に出てやってるのが情けないような気になって以下は声を出すのがやっと、みたいな感じ。しかしつくづく自分の発表はまともなそれとは無縁だね。

授業後五月祭の生物物理班の人と少し話す。どうも人が足りなくて困ってるとかいう話。まあ僕なぞに話すぐらいだからよほどぎりぎりなのだろうし、それを言ってくれたことには感謝したいけど、先日の一次元電子系での顛末で、これに追い付けるように勉強すべきだと割と思ったわけなのに、ここでそもそも前提知識の足りてない生物がらみの話に手を出したならば一層目標が遠のくことは必定で、それは良くないだろうと。というわけで非常に申し訳ないが、たぶん話は受けないつもり。

夜は家庭教師。生徒の成績が9月以降微減少を繰り返している。まずい。

B級1組順位戦は佳境。松尾七段はやや苦しくなったか。あと、密かに応援してる豊川七段は何とか残ってほしい。

28日

そろそろ尻に火がついた電子回折レポートをひたすらやる。が、全然できず。
構造モデル
走査トンネル顕微鏡
ノーベル物理学賞

という3単語が教科書に(縦に)並んでてこれを「トンデモ物理学」に空目、とか。斜め読みしてるのがばればれ。


29日

図書館になかった本を手に入れに、駒場に行く。電子回折の参考書を手に入れに行ったはずなのに、読んでるのは「Advanced Quantum Mechanics」という不思議。先日のスピンの下りについて違うアプローチがしてあった(該当箇所しか読んでないのであれだが)。とりあえず自由粒子ハミルトニアンをP→P-eA/cに置き換え。しかし相対論的な共変性のために、スピン1/2の粒子の方程式についても時間について1階のものが欲しい。というわけで自由度を増やして2種の波動関数を考えると、2階の方程式が1階の方程式2本でかけたよ。という筋。やや発見的な気もするが、こちらの方がすんなり入ってきた。というわけで、電子回折の本2冊とこれ借りる。あとは急にやる気を出して、今まで面倒がって書かなかったEwald急書いて逆格子空間の図示始めたり。
しかしついさっき、どうもそれらは無駄で、回折パターンの次数だけ分かればいいのではないのか、という疑惑が浮上。確かめる必要がある。

選抜トーナメントは埼玉大が優勝、初の全国大会出場。主力を欠き、やや分が悪そうな今日の2戦とも4-3勝ち。層の厚さでかなり有利に見えた早稲田はまさかの負け。やはり選抜には魔物が住んでいる。