2009.11.25-26

25日

2限 現代物理実験学
今日で前半の授業お終い。レポは12月以降問題がWebに出る。出すの忘れないよう。

書籍部で宝島の増刊かなんかで羽生の特集本が出てるのを発見。はっきり言ってちょっと将棋が好きで専門誌とか見たことがある人なら知ってるような内容ばかりで面白みに欠けたが、いくつかインタビューで触れられてた目新しい点について。
・強くなるには、相掛かりや角換わりを指すのが良いらしい。矢倉や振り飛車よりも局面の作り方が難しい、みたいなこと言ってたか(理由は意図するところと微妙に違うかも)。
・いわゆる「マジック」について言及。今までは最善を尽くしてるだけということを言うにとどまったが、意図的にやってることをほのめかしてるのは初めて見た気がする。
・「震え」についても言及。しかしこれはいろいろ聞かれすぎているので、そろそろ新しい癖とかに移行したりはしないのだろうか。

26日

2限 電磁気学
先週の続き。ポテンシャルで扱ってた問題を、電場と磁場で書こうということ。しかし計算は面倒。結局遠くでは電磁波の項が主要、変動電磁場は距離の2乗に反比例するから早く減衰するよ、とか。

午後は実験休みなので映画館に「This is it」見に行く。熱烈なファンでもないのにのこのこ見にいくのも恥ずかしいが、もうすぐお終いとか言って宣伝してたし、せっかくということで。しかし、いつも人が少なくて好んで行っている映画館に上映20分前とかに着いたら、既に入口からはみ出るぐらいの長蛇の列ができていて、文字通り度肝を抜かれる。これ先週の東福寺とかのレベルだぞ、とか思いつつ、ファンとミーハーの越えられない壁を感じながら並ぶ。結局チケットこそ手に入れたものの自由席なためにろくな席がなく、最前列で見るというはめに。なんだか映画の始まる前のことばかり並べているが、中身はまあまあ面白かった。リハーサルのいいとこをずっと見ている感じ。まあ事前にもう少し予習していけばよかったとは思うが、それでも彼の目を惹きつける才能、とでもいうべきものの一端は感じられたような気がする。若いころとかさらに強烈だったのだろうか。

終了後は図書館行って勉強。2,3日前にようやくRyder本編を読み始めた(先週読んでたのは1章のお話し)。Klein-Gordon方程式使うと確率密度が負になったり負のエネルギー解が出てきたりして不都合→スピン1/2粒子についてDirac方程式出した辺りまで。しかし4元スピノルが分かっているとは思えない。そもそも4元スピノル導入までの論理(Lorentz群の生成子についてBoostの交換関係が符号の正負を許すから2種の変換性があるはず→Lorentz群はSU(2)×SU(2)だ!)とかも十分に分かってはいない。生成子の交換関係とか入れると群の様子は即決まるのだろうか(雰囲気的には決まりそうな気もする)?群論とか相対論とかをもっとみっちりやってから臨め、この戯けが、ということだろうか。謎が多い。
で、授業中も無様にこれ読んでうんうん唸ってたりしたら、実験一緒だった人に何読んでるの、とか聞かれてこれだけわからないことだらけなのに勉強してることの概要話す羽目になってますからね。できる人たちからすればなんか阿呆がいっぱしに「場の量子論」とか口にしてる姿は抱腹絶倒ものだったのでは。


なんかいつの間にか竜王戦が終わっている…暮れは何を楽しみに過ごせばいいのだ。

追記 藤井先生初日出た。これは始まったな。