三手目▲7五歩について

そろそろ個人戦まで20日切ったので、適当に毎日課題だして考えることにする。おもに序盤戦。
しかしこれ読んでるような奇特な人がいたら頭の中筒抜けもいいところだな。まあそんな人がいて、さらにその人と当たる確率とか低すぎるので無視して問題ないだろうが。

三手目▲7五歩の石田志向に何をやるかが意外と悩ましい。
普通の方針としては
(1)居飛車で銀冠に組む
(2)居飛車で△7二飛と寄って千日手狙いにするやつ
(3)△4四歩から相振り
(4)△5四歩から相振り
とかだろうか。(1)は実戦例も多くて優秀なのだろうが、自分は基本居飛車指せないので無理。(2)も基本的には同様の理由で無理。ただ、こちらは駒組は難しくなさそう(確か△8五歩を決めないのがミソ)なのでやってみる価値はあるかもしれない。まあどうせぶっ捌かれて負けると腹立つのでやらないだろうが。
というわけで可能性としては(3)、(4)となる。以前は(4)ばかりやってたが、どうも攻め味に乏しいのに加え、先手側の対策が進歩してきた気がする(具体的には浮き飛車からバンバン攻める)ので正直自信がない。(4)は先手相振りとはっきり一手違うのが嫌で軽視していたが案外有力かもしれない。ただこれも菅井流(浮き飛車から美濃に組んで▲6五歩から▲4五歩の仕掛け)にまだ対策を考えてない。
以上のようにこれらの並みの作戦は結構個人的に嫌なところもある。どれを選んでも基本石田流側が如何にも研究してそうだし大体において、向こうがバンバン攻める展開(それは石田流指す人の多くが最も望む展開でもある)のが気に入らない。

というわけでいま考えてるのは
(5)四手目△1四歩
これですかね。まあ結構受けるか受けないか悩ましいのでは。受けたら基本は相振り。受けなければ突き越す感じであとは居飛車でも振り飛車でも。個人的には受けずに▲7八飛なら△8八角成▲同銀から左玉っぽくしてみたい。ただ▲8八同飛は手損なのでやりづらいかと思うのだがやられるとよくわからない。
(6)四手目△3二飛
相振りにするならこれか。前期A級の藤井先生の勝ち方が神がかってたしね。ただ乱戦の対策も一応考えないといけないのがネック。とはいえ駒組みの方向もわかりやすく、相振りにするのならこれがいい気がする。

こうしてみると結構▲7五歩はいい戦法という気もする。自分は指そうとはあまり思わないが。