2009.08.05-08

5日

大会2日目。前日は毎ラウンド千日手やら入玉模様やらで大会進行が激しく遅れたが、今日はそこそこ時間的にはそこそこ無難に進む。一日4局という超ハードなスケジュールだったが8時(会場締め切り)までには終わってよかった。中身の方でいえば、2日目から上位校同士の激突が始まり、修羅場になってくる。正直5人制の現在、上位校にほとんど差は見られないとは思うのだが、僅差の接戦が続く中でうちの大学はここで2敗し、優勝は難しい状況に。もちろん一局も指してない自分なんかと、実際に指している、あるいは指したことのある人では感じ方のレベルも中身も違うのだろうがそれでもあえて言えば悔しいの一言。正直、これ以降はあまり雑務が手につかなかった。

王位戦第4局は深浦王位勝ち。どっかで、相手の地元で4タテできない木村の甘さが好きだ(要約)みたいな感想を見た気がするが、個人的にはもう少し悪意を持って解釈してる。やっぱりアウェーで指すストレスは並大抵のものではないのだろう。それがあのようならしからぬ短兵急な決戦になって表れたのだと思う。

6日
大会最終日。上位校の直接対決もあるものの、勝ち数で大差が付いているため、実際には半ば優勝校は決まっている。という訳で残りの2ラウンドの結果、立命館大学が優勝。その後閉会式。賞状の字を書くのにやたら手間取り、漸く始めようとするもまるで空気がしまらず、自分の統率力の無さにはほとほとあきれるばかり。表彰の際立場上やむなく優勝校の主将に自分が賞状渡すのだが手が震えるのが向こうにばれてないか不安だった。こういう風に気持ちがあからさまに出るとことかつくづくこういう役に向いてないなと思う。あと自分の大学の主将に渡す時も粗があった気がする。駄目駄目ですみません。
しかし昔々は主将とかやりながらこのタスクやってた人もいたわけでどういう風にこなしてたのだろうか。さすがに賞状渡しとかはパスしてたのだとは思うが。
ともあれ、スポンサから突然投げ出され、慌ててやることになった今大会もこれでおしまい。いろいろ自分のせいでクオリティは低かったが、大会ストップしたりしなくて良かった。今後についてはまた考えなくては。しかしこの手の営業チックなことが苦手なのも理系志向の一因だったのにまさかやる破目になるとはね。

7日
夏休み実質初日。明日からの合宿は勉強してなさすぎなのと家庭教師の絡みでパス。
朝から家庭教師。生徒が今まで問題自分で解いても丸付けをちゃんとしていなかったという驚愕の事実が発覚。さすがに割と本気で怒る。なんかもう絶望しかないのだが。珍しくまじめに声を出し続けて怒ったものだから最後の方で声が枯れるが、そこで生徒に心配される有様。もうここまで来るとどっちもどっちというかなんというか。
午後は図書館で勉強するも、寝不足から途中で居眠りしたりしてあまり進まず。「現代の量子力学」一章途中まで。シュテルン・ゲルラッハの実験から始まってブラケット導入、観測の話とか。さすがに大体知ってる話とは言え、実験とか観測のところはやはり示唆的で、名著と実感する。しかし一日40ページぐらいで読まないといけないのだがこれはギャグの領域の気がする。

棋王戦では藤井先生稲葉四段に往復ビンタ喰う。「初手合いでは負けてもよいが二度目以降は駄目」という藤井理論からすると、やはり向こうが格上ということか。
竜王戦は森内九段勝って挑決へ。羽生名人の連続挑戦が見られなかったのは残念だが、森内九段がタイトルなしというのも違和感あるのでそろそろ番勝負に出るのも自然か。

8日
ここ一週間ほど暑さのせいで丸で眠れてないなか朝から家庭教師だの竹橋だのに行ってたので思いのほか疲れてたのか9時過ぎまで寝てしまう。自転車のパンク直したりごちゃごちゃしてたら午前中は大体つぶれる。午後は図書館で勉強。「現代の量子力学」一章終了。観測と交換する演算子、交換しない演算子の関係、これは観測、あるいはフィルタによって固有空間が射影されて限定されるから、確率とかに差異が生じるという認識で大丈夫か?
あと無限小平行移動演算子天下りチックに導入して、そこから運動量、そして正準交換関係の「導出」。しかしこれを導出というのには流石に抵抗がある。やってることはスマートでかっこいいのだがねえ。

気がつけば日記も100日超えか。約半年で100日は冷静にあんまりなのでもう少しペース上げたい。