将棋

 今日から羽生ー深浦の王将戦第3局です。棋譜毎日jpで見れます。
 戦型は後手羽生のゴキゲン中飛車対先手7八金型。羽生名人は後手中飛車で結構取りこぼしているイメージがあるのですが(数年前のNHK杯の富岡戦、また数年前の竜王戦の畠山鎮戦など)先日も王位戦リーグの先崎戦で採用するなど何かやってみたい手があるのでしょうか。
 深浦王位は前々期の王位戦とは異なる▲7八金を選択。2筋と5筋を互いに持ち合う展開から後手が△4四角から2筋逆襲を見せ、△3三銀と上がったのが下図。

 以下後手は△2四銀と指すのですがこの銀の使い方はちょっと思いつきません。何が何でも2筋を押し込めるという強情な手にも見えますが、自然な囲い合いだとやはり不満なのでしょうか。
進んで封じ手の局面。

 封じ手は△3三桂ぐらいしか思いつきませんが、桂をはねてしまうと後手の銀桂が超悪型なのであまり後手はもちたくないです。実際そこで▲6七銀とかでも何をすればいいのかよくわからない。これまでの方針からいって後手は動かざるを得ないはずですが、左辺の駒の形が悪く残りそうな気がするので先手を持って指してみたい局面です。