少女革命ウテナ

かねてから喉に刺さった骨的、というか気にはなっていたものであり、新装版が出たのを良いことに昨年末から読み始め、5巻まで(漫画版としての完結部分)読了したのだが、結果としては全く合わず。(アニメはもっと凄いのか?) 流石に筋にジャンプが有りす…

デビルマン

依然劣悪な状況が継続中なわけだが、先日ついに読み終えた。確かにインパクトは凄い。これが少年マガジンに載っていたというのは衝撃的。 とはいえ、やはり当時とはその驚きも大分異なるというか、この現代社会において、むしろ最終巻の怒涛の展開を知らずに…

エネルギー産業の2050年 

ささっと読む。凄いことが書いてある、と言う感じではない。 エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ 作者: 竹内純子,伊藤剛,岡本浩,戸田直樹 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2017/09/02 メディア: 単行本(ソフトカバー) この…

四間飛車上達法

ちゃんと終盤も(手癖で指さずに)頭を使いなさい、という点が身にしみる。 四間飛車上達法 (最強将棋レクチャーブックス) 作者: 藤井猛 出版社/メーカー: 浅川書房 発売日: 2017/12/25 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る

全戦型対応版 永瀬流負けない将棋 

さらっと読んだだけだが、出題される手自体は前よりも癖がなくなった感じ? 全戦型対応版 永瀬流負けない将棋 (マイナビ将棋BOOKS) 作者: 永瀬拓矢 出版社/メーカー: マイナビ出版 発売日: 2017/12/14 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブロ…

答えのない世界を生きる

最初の方の章は個人的には何とも、と言う所であったが、後半の自伝の所がむしろ興味を引くものであった。このオフロードぶりと何とかやっていく様を見ると、確かにやる気が出る。高校生ぐらいで読むともう少し根性の形成に影響していた気がするので早く読み…

狂気の山脈にて 4

完結。前巻の時は3巻完結にしないのはどうなの(せこいのでは?)とか失礼な感想を抱いていたが、今回の絵を見ると、4巻でもあり、と思わないでもない。次の企画も楽しみに待ちたい。 狂気の山脈にて 4 ラヴクラフト傑作集 (ビームコミックス) 作者: 田辺剛 …

応天の門 8

こちらも大変楽しく読んでいる。 応天の門 8 (BUNCH COMICS) 作者: 灰原薬 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2017/12/09 メディア: コミック この商品を含むブログ (2件) を見る

銀河英雄伝説 8

大変楽しんで読んでいる。ので、特になし。 銀河英雄伝説 8 (ヤングジャンプコミックス) 作者: 藤崎竜,田中芳樹 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2017/11/17 メディア: コミック この商品を含むブログ (3件) を見る

暴政

例によっての安直思考で、「ブラックアース」を読む前に薄いこちらから読んでおこう、と思ったわけだが、流石にナイーブに過ぎるというか、あまり特筆すべき中身はなかった感じ(別に妙なことを言っている、というわけではないが)。反省。 暴政:20世紀の歴…

不在の騎士

出張の機内で読む。元ネタらしき「オルランド」は知らないので何ともだが、全体を見れば実に20世紀的(というかラテンアメリカ、ネタバレを恐れずに読了時に脳裏によぎった特定の作品を言えば「エレンディラ」に似ているのでは?)。 不在の騎士 (白水Uブッ…

クラウド時代の思考術

ダニング・クルーガー効果(無知な人は自分の無知に気がつくこともできない)という話から始まって、各人の嗜好に対して「お気に召すまま」の情報が提供されがちな現代において、いかに必ずしも自分の欲していない「無駄な」知識に触れる機会を作るかが大事…

グローバリゼーションと人間の安全保障

言っていることとしては、「アイデンティティと暴力」と大体同じこと、という印象。(やはり横着せずに「正義のアイデア」とか大部を読む必要を感じる。 しかし、この本はじめ一貫して感じられるスタンスは、まさしく知性の可能性への信頼、という感じで非常…

プロフェッショナルの未来

従来の知的産業と、そこでの専門性の発揮により高い社会地位を得ていた職業は将来的にデジタル技術の力により解体されていき、(デジタル技術そのものに加えて)デジタル技術の力を借りた「準専門家」達により、代替されていくだろう、という本。 個人的には…

幻想ギネコクラシー

これはひどい(半分ぐらいほめ言葉)。 幻想ギネコクラシー 1 (楽園コミックス) 作者: 沙村広明 出版社/メーカー: 白泉社 発売日: 2015/12/25 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る

3月のライオン 13

数巻前よりは気分良く読めるというのはあるのだが、特筆すべき点はなし。 3月のライオン 13 (ヤングアニマルコミックス) 作者: 羽海野チカ 出版社/メーカー: 白泉社 発売日: 2017/09/29 メディア: コミック この商品を含むブログ (11件) を見る

波よ聞いてくれ

あまりにも評判が良いと読みたくなくなるのが人情というもので放置していたが、面白かった。だるい時に脳に流し込むと大変良い。 波よ聞いてくれ(1) (アフタヌーンKC) 作者: 沙村広明 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/05/22 メディア: コミック この商…

ジョジョリオン 16

(頭を冷やすとありがちなのだが)何だか強そうな敵が存外淡白なやられ方をすると大変テンションが下がる。といいつつ、不覚にもバスでの鑑定人出現の件で虚を突かれて笑ってしまったので、今回は敗北。 ジョジョリオン 16 (ジャンプコミックス) 作者: 荒木…

まっぷたつの子爵

「われわれの祖先」シリーズの1作目。筋自体はまあどうということもない(まっぷたつに切断されるメダルド子爵、というのは寓話的なものと捉えるのみでなく、むしろ戦争からの帰還者として直接的に見るというのもありうるのかもしれないが)が、さらりと描い…

AIの遺電子

1巻だけ読んだ。 トピック的には時宜にかなったという感じで確かに興味を惹かれるところはあるのだが、如何せんテーマに比して与えられている紙幅が乏しすぎるというか、問いと答えを非常に分かりやすい格好でセットにして提示されている感じ。 AIの遺電子 …

読書で離婚を考えた。

互いに本を薦め合い、薦められた本を読んでそのレビューを交互に書く、という連載の書籍化。ねらいは「相互理解」らしいが、円城塔から薦めた最後の本が「ソラリス」だったりするが、まあそういう感じの本。 何か世の人は、やりとり読んでいてハラハラすると…

魔犬

建造物の書き込みようは素晴らしいのだが、「魔犬」とか「名もなき都」とかで異形の者が可視化されると、何だか説得力が損なわれる気がするのは気のせいか。という訳で「神殿」が良かった気がする。 魔犬 ラヴクラフト傑作集 (ビームコミックス) 作者: 田辺…

きみは赤ちゃん

文章自体は気に入らないというか割と苛立ちを誘うものなのだが、自分が常識が無さすぎるので書いてあることは勉強になる、というかいちいち驚きを覚えている(特に産後。授乳が激痛を伴いうるものであるとか、母体の歯がすごく弱くなって抜けるとか。お産前…

アレフ

先日岩波から新たに出たものをちまちま読んでおったが、8月中に何とか読み終える。 たまたま並列で読んでいた「からくりサーカス」の参考文献にも上がっており(正確には同書で挙げられていたのは白水から出ている「不死の人」だが。)、偶然に驚かされたり…

ベイズ統計と統計物理

モンテカルロ法(ギブスサンプラーとか)について急に知りたくなって、積読になっていたこの本をおもむろに手に取ったのだった。 そこについての記載は大まか、と言う感じだったが(本の性質上それはそうだが)、最後に提示されていた「謎」については非常に…

読者ハ読ムナ(笑)

これは面白かった。ここまで言語化してくれる、なんていう事自体が奇跡的、というかこれに加えて環境の素晴らしさ(そして文字からもガンガン伝搬する熱気)と揃っていれば、脅威の連載輩出率もさもありなん、という所なのだろう。 読者ハ読ムナ(笑): いかに…

藤田和日郎本

全体的に寄稿記事が希薄に過ぎる。「美食王の到着」は絵も相まってお定まりではありつつ面白くはあったが。 漫画家本vol.1 藤田和日郎本 (少年サンデーコミックススペシャル) 作者: 藤田和日郎 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2017/05/18 メディア: コミッ…

流しの公務員の冒険

ある種の啓発的な所が前面に出た表紙からは嫌な印象も受けるし、中身もウェットな部分が多分にあるのだが(問題の構造を明らかにした上で、いかに人を動かして実際にそれを解決するか、というものなのである意味当然ではある)、目玉の常滑市立病院改革のエ…

淡島百景 2

面白かった、のだが、自分が1巻の中身を忘れてしまっており、ショック。通読の必要を感じる。 淡島百景 2 作者: 志村貴子 出版社/メーカー: 太田出版 発売日: 2017/07/25 メディア: コミック この商品を含むブログ (1件) を見る

銀河英雄伝説 7

例によって戦の部分は大丈夫か?という気分になるのだが、それ以外は面白い。 銀河英雄伝説 7 (ヤングジャンプコミックス) 作者: 藤崎竜,田中芳樹 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2017/08/18 メディア: コミック この商品を含むブログを見る