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レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ 4

あまりにもおぞましいが、まだ終わらない。 レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ(4) (イブニングコミックス) 作者: 山本直樹 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/02/23 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る

ルポ トランプ王国

これは大変良い本であった。なぜ「本音」であることが重要なのか、なぜ実業家であることを重視するのか、なぜ「反エスタブリッシュ」なのか、そしてなぜ(実際は必ずしもその実現性を信じていないにも関わらず)「変わる」ことを志向するのか、ということに…

僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

立ち読みして大半読んでしまったので。 感想としては、元となるコンセプトに対する本としてはかなりいまいち。はっきり言えば失敗。ただし、呼んできている人が凄いので、一部面白い。 まず題名とコンセプト(いわゆるすごい人でも、昔はそうでもなかった、…

銀河英雄伝説 5

戦いが起こらないほうが面白い気がする、ということで今回はそれ程でも。 銀河英雄伝説 5 (ヤングジャンプコミックス) 作者: 藤崎竜,田中芳樹 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2017/02/17 メディア: コミック この商品を含むブログを見る

ぼくの地球を守って

先週の「白泉社kindle本全品50%セール」という恐ろしすぎる(財布にとってのブラックホール的な意味で)*1ものが発生した結果(の一つ)。最近のストレスフルな生活の反動で、毎晩2巻ほど読んで昨日漸く読了。長年の積み残しであり、また一つ思い残しが消化…

真理の探求

年末に読んで以来、ずっと書かねば、と思いつつバタバタしたり自分の中ですっきり腑に落ち切るまでに時間を要したりで、こんな時期になってしまった。 「仏教と宇宙物理学の対話」という副題からして、著者名の記載がなければ妖怪アンテナが立ちそうな題材に…

旅先で読むその2。「過去は…バラバラにしてやっても石の下から…」的な話(を牙を抜かれたような格好になっている主人公と、罪悪感に苛まれ続ける妻とを中心に描く)で、3部作の中で一番好きかもしれぬ。 最後の禅寺に行く件が取ってつけたよう(でよろしく…

Flowers 3月号

ポーの一族の続きを読む。予想だにせぬ新展開(と奇妙さ。アランはどことなく、やや軟着陸の方向を見せつつの気がするが、やはりエドガーの魔法が解けた感は如何とも)に、年表的に本当に1940年代なのか?とか訝しむが、本編後に年表が出てきて、スタートか…

回避性愛着障害

少し前にふと思う所あって読んだが、占い師か、と言う程ずばりずばりと言い当てられるようで(巻末のテストも合わせて)、大変いたたまれない気持ちになった。 本としては、事例で出て来る人がやたら芸術や哲学・文学系なこと(個人的にはホッファーの例が印…

狂気の山脈にて 2

旅先で読む。静的な性質の画が、物語の粘度の高い恐ろしさに実に合って、良い。 狂気の山脈にて 2 ラヴクラフト傑作集【電子特典付き】<ラヴクラフト傑作集> (ビームコミックス) 作者: 田辺剛 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン 発売日: 2017/01…

最後の秘境 東京藝大

年末に実家で読む。キャッチーな宣伝文句から当初本屋で見た時は軽視していたが、某所での「みすず」への推薦文を見て読むことに。 内容としては、妻が芸大生だが自身は芸術に関しての専門家ではない筆者が、芸大の学生へ行ったインタビューをメインにして、…

茄子 1

作者の巻末のコメント曰く、茄子より「ナスの漫画書いて我々をメジャーにしろ、タマネギよりもメジャーにしろ」とのお達しを受けて書かれた本作。 茄子はさておき、出て来る人たちの、ひねた感じと青臭さの同居する感じ(若者だけでなく、中年のおじさんも)…

諸星大二郎の世界

「研究序説」と銘打たれた文の集積は率直に言えば面白くないものだが、書棚公開、ともなれば読まぬわけには行かず、という所。膨大なレパートリーでありながら、かつ整然。後は山岸凉子との対談で二人揃ってキング・クリムゾンが好き、という発言が見られた…

シェール革命と日本のエネルギー

米国でのシェール革命から昨年ぐらいまでの国内の動きまでを題材に、天然ガスをめぐる業界の動向について非常に明快な解説を与えた本。視点についても広く、バランスが取れており新書のボリュームながら満足度は高い。改訂版 シェール革命と日本のエネルギー…

ジョジョリオン 14

なんだか何と言ってよいのか良く分からん(またダラダラモードなのだろうか?)。ところで荒木先生によるダモさんの元ネタへの言及と表紙の気合の入りよう(さらにカバーを取った後)と、(広義の)表紙のクオリティは屈指ではないだろうか。ジョジョリオン …

その後の不自由

これは非常に得難い本。 ひどく傷つけられ損なわれた自己を、どのような形で形作っていくのか。単純な「ある時点からすぐに普通の状態に元通り」といった「回復」像ではなく(本書の表現を借りるならば、回復とは回復し続けること)、自らの身体の発する応答…

乙嫁語り 9

前巻からそうだが、近所の爺婆のような気持ちで、良かった、本当に良かった…などと思いながら見ている。 (ビームコミックス(ハルタ))" title="乙嫁語り 9巻 (ビームコミックス(ハルタ))">乙嫁語り 9巻 (ビームコミックス(ハルタ))作者: 森薫出版社/メ…

統計力学1

この期に及んでまさかの。と言った感じではあるが、9月頃から思うところがあってちまちまと読んでいた。当初は1月ぐらいでさくっとのつもりが、劣悪フェーズに入ったり体を崩したり、遊び呆けているうちにあれよあれよと年末になってしまったのだが、2週ほど…

それから

何だか先日急に読まねばならぬような気がして、慌てて読む。思ったより遥かに鍛えの入った主人公の高等遊民っぷり(これが予想よりも話の中心に近いことにやや驚く。登場人物に対する「普段は何をするでもなくフラフラしている」といった紹介程度の話かと思…

相模原事件とヘイトクライム

内容は必ずしも濃密、というわけではないが改めて打ちのめされる。相模原事件とヘイトクライム (岩波ブックレット)作者: 保坂展人出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2016/11/03メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る

数学まなびはじめ 2集

某所の紹介を見て興味を持って手に取ったが、これは素晴らし過ぎる。正直外れがない。 どうして(肝心の数学の中身がろくに分からないにもかかわらず)数学の人の文章はこれほど心打つのか(類似のコンセプトのものとして、「数理科学」の連載時に「物理の道…

長い道

これはもう、平伏す他ない。余人の追随を許さない。重要と思う点をごく粗々にいえば、映画の「この世界の片隅に」では描かれきらなかったものがここにはあると思う。 より静かに(そしてより抗い難く否応無しに承諾させられた結果)押しつぶされたものと、そ…

ユリイカ 2016年11月号

「ナルカワの日々」とこうの史代×西島大介の対談の部分と、インタビューの部分のみ読む(評論と他の部分はまた今度)。 対談は、まあ特に(ぼおるぺん古事記なども読みたくなったという効果はあったが)。監督インタビューは、原作からカットの部分に関して…

この世界の片隅に

10年前ぐらいに「夕凪の街、桜の国」を読んだときに自分にはヒットせず、その後著者の本を読んでこなかったこともあって、先週それ程期待せずに見てきた(「聖の青春」とどちらにしようか迷って、直前に決めたぐらいの何の気の無さ)が、とんでもない勘違い…

若き科学者へ

前半の部分はわりと良いと感じる(というか身につまされる)。後半はさほどでも。若き科学者へ【新版】作者: ピーター・B・メダワー,結城浩(解説),鎮目恭夫出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2016/07/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る

期待はずれのドラフト1位

これは大変素晴らしい本だった。こういう本を若い頃に読んでおけばよかった(あまりに若いとなかなか身にしみなさそうな題材でもあるが)。 野球をほとんど理解していないのであれだが、やはり厳しい所で鎬を削っている人たち(かつ、怪我などの外的要因で思…

読んでない本について堂々と語る方法

ひどくアレなタイトルからして既に一種のトリックな訳だが、さて中身は、というと「読む」という行為に関する、いかにも現代的な(ポスト現代?)議論。 まあ確かに取り上げられる問題は、何をもって本当に「読んだ」といえるのか、というような事を考えてし…

研究するって面白い!

最近あまりにも自分の経験や摂取している情報が偏りがある気がして、バランスをとる必要を感じたので。 分野は多様で面白いが、如何せん一人あたりのページ数が少ないのと、本当に各人が自由に書いている感があるので、折角色んな分野の人を集めたのに、その…

応天の門 6

何だか大変身につまされる系の話である。応天の門 6 (BUNCH COMICS)作者: 灰原薬出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2016/11/09メディア: コミックこの商品を含むブログ (7件) を見る

銀河英雄伝説 4

戦術的な話の割合が少ない方が楽しめる気がするのは気のせいだろうか。ということで前巻より面白かった。銀河英雄伝説 4 (ヤングジャンプコミックス)作者: 藤崎竜,田中芳樹出版社/メーカー: 集英社発売日: 2016/11/09メディア: コミックこの商品を含むブログ…

結婚と家族のこれから

しばしばぼんやりと感じる不安感や閉塞感について、数字など挙げてきちんと議論をしようという本。結婚と家族のこれから 共働き社会の限界 (光文社新書)作者: 筒井淳也出版社/メーカー: 光文社発売日: 2016/06/16メディア: 新書この商品を含むブログ (10件) …

バーナード嬢曰く 3

何だか出て来る作品といい全体的にキャッチーになりつつあるが、まあこれはこれで。バーナード嬢曰く。: 3 (REXコミックス)作者: 施川ユウキ出版社/メーカー: 一迅社発売日: 2016/10/27メディア: Kindle版この商品を含むブログ (8件) を見る

狂気の山脈にて

これは続きが楽しみ。 (ビームコミックス)" title="狂気の山脈にて 1 ラヴクラフト傑作集 (ビームコミックス)">狂気の山脈にて 1 ラヴクラフト傑作集 (ビームコミックス)作者: 田辺剛出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン発売日: 2016/10/24メディ…

アルファ

宇宙創生から、地球誕生、そして生命の歴史を俯瞰する三部作の第一作。本書は人類誕生あたりまでで、その後の歴史は第2巻(海外では既に発売済みだそうな)でとのこと。 全体の歴史の描写のベースは現代的な科学的な方面からの記述でありながら、あたかも作…

原子力政策研究会100時間の極秘音源 メルトダウンへの道

これは素晴らしい本。知らないことばかりで、非常に興味深く読んだ。 特に第一部では、国内の原子力黎明期へ向けた歴史について、敗戦後の戦犯たちの政界復帰へ向けた一計にはじまり、第五福竜丸などの事故を受けてのアメリカの原子力平和利用政策とそれを背…

プロジェクト・ファシリテーション

これ、終わりよければ全てよし、の典型という感じで、(少なくとも本文から読めるレベルでは)業務の進行は別にスムーズに行っておらず、必ずしも実務遂行のお手本になるようなものではないのでは。 しかし、それでもなお顧客と良好な関係を構築して、(顧客…

3月のライオン 12

自分でもちょっと驚くほど、まるで楽しめなかった。理由は謎。 後、先崎コラムで藤井システムが「奇襲戦法」扱いになっている、という耐え難いものを発見してしまったので、本編ともども非常に評価が低い。3月のライオン 12 (ヤングアニマルコミックス)作者:…

草の花

残念ながら自分が賞味期限切れなのか、汐見はただの駄目人間(裏表紙には「研ぎ澄まされた理知ゆえに」とか書いてあるが、それとは裏腹にかなり程度の低い部類と言う印象)としか思えず、どっと疲れが来た。草の花 (新潮文庫)作者: 福永武彦出版社/メーカー:…

バーナード嬢曰く

評判が良いのを知りつつ、軽視してしまっていたがkindle unlimitedに入ったのを良い機会と、先だって漸く読む。 読んでいる最中、主人公のミーハー根性(が、一方で実に堂々として清々しい)や、神林さんのマニア特有の真剣さ故の面倒臭い感じ(と主人公に対…

ニンテンドー・イン・アメリカ

「ドンキーコング」からはじまってWii、3ds、そしてその先の展望まで含め、マリオシリーズを通じて任天堂の一代史(アメリカでのだが)を描く本。黎明期のエピソードなどそれ自体面白く読める一方で、実に情熱的というか、著者のマリオ愛が素晴らしく、各ゲ…

読書について

読みながら大変険しい顔にならずにはいられない、と予め分かっていたとしても避けては通れないものがある訳で。という訳でようやっと読む。 やはり「思索について」の「読書は他人に考えてもらう行為」というのが最も強い印象を受けた部分か。能動的な読み方…

淡島百景

雰囲気が良い(あまり特訓的な場面や激しい競争みたいのが出てきてないのが、どうなのか気になる点ではあるが)。今後にも期待。淡島百景 1作者: 志村貴子出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2015/06/19メディア: Kindle版この商品を含むブログ (3件) を見る

ナニワ金融道

これは名作。今でこそ散見される、「決め事」の重さを知らしめる身も蓋もない系の漫画の元祖というだけでなく、労働(ここでは対価としてお金を得ることができる何か行為、という程度の意味)、生きていくことの大変さといったウェットなものも実に身にしみ…

人間の大地

甘々な人間賛歌と、飛行機から見る荒涼とした惑星の描写や、砂漠不時着時の描写に見られるような冷静なリアリズムの美しい同居。全編どれもが魅力的だが、特に「飛行機」、「飛行機と惑星」、「砂漠の中心で」は素晴らしい。人間の大地 (光文社古典新訳文庫)…

銀河英雄伝説 3

イゼルローン攻防戦。漫画的には面白いが、未来と思しき話なのに戦術については大して進んでいないように見えて(それどころか、駆け引き的な要素の多層性に欠けるために原始的にすら見える)、出てくる人が主人公格含めてあまり賢そうに見えないのでいまい…

量子コンピュータ手習い

(ミーハーなので)最近加熱気味の量子コンピュータの勉強をしてみたいな、と思って。まあ普通なら黙ってNielsen-Chuangを読むのだろうけど、横着して何か和語の文献がないものか(ちなみに前述の本の和訳が既に出ているが、どうやらもう絶版らしく馬鹿高な…

チャーリー・ブラウン なぜなんだい?

癌になってしまったジャニスとその最大の友人であるライナスの関係を中心としながら、身近な人がある日突然難病になった時、という重い問いを扱った作品。 序盤こそスヌーピーやサリーによる、らしさ溢れる笑いを誘う場面が見られるものの、後半に進むに連れ…

深層学習(機械学習プロフェッショナルシリーズ)

勉強会で春から読んでいたが、やはり他の人の発表を聞くだけではなかなか分からない所も多く、もう一度読み直して先日読了。 全体の感想としては、和語で読める数少ない成書の一つであること、ニューラルネットの知識も含めて、ほとんど予備知識無し(大学1…

まなざしの地獄

(社会学の素養がないのもあって)非常にどう読んだものか悩ましいという印象を受けた。主張される内容は確かに重要な側面からの指摘を孕んでいるように見えるが、一方でその結論・ストーリーがまずあるようにも見えて、途中にたまに挟まれるデータとその「…

研究を売れ!

ソニーCSLを舞台にした、「研究営業」の仕事の内容の紹介本。特にCSL研究所という、基礎的な領域を対象領域に入れた研究所において、在籍する各研究者の研究を中長期的なスパンで事業へ結びつける、のみならず研究の意義を社内外にアピールしていく、などの…