読んだ本たち

ひどく時間が空いてしまったので、ここ2,3ヶ月ぐらいの備忘録として。 未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書) 作者: 河合雅司 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/06/14 メディア: 新書 この商品を含むブログ (20件) を見る …

百億の昼と千億の夜

最近漫画成分が不足しており、二週間ほど前に読む。確かに阿修羅王は魅力的だし、序盤の風呂敷の広げぷりは引き込まれるところではあるのだが、中盤以降の収束の煮えきらなさが何ともはや(おそらく原作由来だとは思うのだが)。 百億の昼と千億の夜 (秋田文…

ZERO

出だしから一貫して予定調和的な世界が繰り広げられる、とばかり思っていたところ、見事に足元を掬われることに。してやられた感。 それにしても既に光る絵と擬音、間の独特さ。 ZERO―The flower blooms on the ring………alone. (上) (Big spirits comics spec…

「社会調査」のウソ

ともすれば結果だけが取り沙汰される「社会調査」についてはその妥当性が疑わしいものも多く、相当慎重かつ批判的に見ないとだめ、という本。 ためにならないことは無いのだが、本文で取り上げられる例などを見ていると、どちらかというと社会調査の手段の不…

ボルヘス怪奇譚集

寝る前にちまちま読んで先日終了。(ホラーとかの印象がちらつく)「怪奇」というより「怪異」とか「怪力乱神」とかのイメージ。 読み出す前は軽い気持ちで手に取り完全に油断していたが、初っ端の「死の宣告」で強烈なパンチを貰う。ただ、その後はそれ程で…

私の少女マンガ講義

2008年のイタリアでの講義と、その後のインタビューをまとめた本。イタリアでの講義については自らの作品の紹介もありながら、むしろそれらも一部としたような少女漫画の歴史、といった話の作りにした所は興味深いとはいえ、強い印象を残す所はそれほどなし…

ダンジョン飯 6

食事の場面が少ない、ということで徐々に面白さも減退してきている気が。何だかこの人のこれまでの芸風が出づらいというか。 ダンジョン飯 6巻 (ハルタコミックス) 作者: 九井諒子 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/04/13 メディア: コミック この商…

銀河英雄伝説 10

何だか滅茶苦茶面白いのですが。これを頼みに暫くはやっていきます。 銀河英雄伝説 10 (ヤングジャンプコミックス) 作者: 藤崎竜,田中芳樹 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2018/04/19 メディア: コミック この商品を含むブログを見る

数理科学 4月号

こちらはこちらで「研究者はいかに問題を設定しているか」という凄いテーマに対して、執筆者も錚々たる面子で大変面白い特集であった。一方で、自身の研究紹介の域を出ないものではなく、ある程度抽象化した上での話を展開されていたのは理論の先生が主、と…

数学セミナー 4,5月号

久しぶりに読んだ。 4月号については特集記事のエッセイの人選は興味を惹かれるものであったが、(特に純粋数学よりもその応用とか、物理・情報といった周辺領域に行くほど)実際の記事の内容は希薄であった。 唯一面白かったのが伊庭先生の記事で、「数学」…

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

1月ぐらい前に読む。題材はセンセーショナルで面白いのだが、最後の方(第4章)はかなり怪しい。そこを除いてもストーリー有りき、という気がしてならないのでかなり引いて見る必要があるという印象。 AI vs. 教科書が読めない子どもたち 作者: 新井紀子 出…

結んで放して

何とも他人事とも思えず胃が痛いがこれは良い。 結んで放して (アクションコミックス) 作者: 山名沢湖 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2016/11/28 メディア: コミック この商品を含むブログ (1件) を見る

劇画 ヒットラー

個人としてのヒトラーに焦点を当てた内容。ほとんど知識がなかったので興味深い。 劇画ヒットラー (ちくま文庫) 作者: 水木しげる 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1990/08/01 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 28回 この商品を含むブログ (51件) を見…

入門 公共政策学

「公共政策」のしくみの解説としてはある程度整理されていると思うのだが、「公共政策学」というものがどのような学問なのかについては見えづらい。 入門 公共政策学 - 社会問題を解決する「新しい知」 (中公新書) 作者: 秋吉貴雄 出版社/メーカー: 中央公論…

H・P・ラヴクラフト 世界と人生に抗って

ウエルベックのラヴクラフトに対する、「この人は『こちら側』の人だ」という思いがガンガン伝わるような、入れ込みの書かせたる文章。これはこれで。 後装丁が格好良い。 H・P・ラヴクラフト:世界と人生に抗って 作者: ミシェル・ウエルベック,スティーヴン…

邪眼は月輪に飛ぶ

素晴らしい。無駄がなく、かつ凝縮された熱気は凄まじい。 邪眼は月輪に飛ぶ (ビッグコミックス) 作者: 藤田和日郎 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2007/04/27 メディア: コミック 購入: 10人 クリック: 105回 この商品を含むブログ (234件) を見る

少女革命ウテナ

かねてから喉に刺さった骨的、というか気にはなっていたものであり、新装版が出たのを良いことに昨年末から読み始め、5巻まで(漫画版としての完結部分)読了したのだが、結果としては全く合わず。(アニメはもっと凄いのか?) 流石に筋にジャンプが有りす…

デビルマン

依然劣悪な状況が継続中なわけだが、先日ついに読み終えた。確かにインパクトは凄い。これが少年マガジンに載っていたというのは衝撃的。 とはいえ、やはり当時とはその驚きも大分異なるというか、この現代社会において、むしろ最終巻の怒涛の展開を知らずに…

エネルギー産業の2050年 

ささっと読む。凄いことが書いてある、と言う感じではない。 エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ 作者: 竹内純子,伊藤剛,岡本浩,戸田直樹 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2017/09/02 メディア: 単行本(ソフトカバー) この…

四間飛車上達法

ちゃんと終盤も(手癖で指さずに)頭を使いなさい、という点が身にしみる。 四間飛車上達法 (最強将棋レクチャーブックス) 作者: 藤井猛 出版社/メーカー: 浅川書房 発売日: 2017/12/25 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る

全戦型対応版 永瀬流負けない将棋 

さらっと読んだだけだが、出題される手自体は前よりも癖がなくなった感じ? 全戦型対応版 永瀬流負けない将棋 (マイナビ将棋BOOKS) 作者: 永瀬拓矢 出版社/メーカー: マイナビ出版 発売日: 2017/12/14 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブロ…

答えのない世界を生きる

最初の方の章は個人的には何とも、と言う所であったが、後半の自伝の所がむしろ興味を引くものであった。このオフロードぶりと何とかやっていく様を見ると、確かにやる気が出る。高校生ぐらいで読むともう少し根性の形成に影響していた気がするので早く読み…

狂気の山脈にて 4

完結。前巻の時は3巻完結にしないのはどうなの(せこいのでは?)とか失礼な感想を抱いていたが、今回の絵を見ると、4巻でもあり、と思わないでもない。次の企画も楽しみに待ちたい。 狂気の山脈にて 4 ラヴクラフト傑作集 (ビームコミックス) 作者: 田辺剛 …

応天の門 8

こちらも大変楽しく読んでいる。 応天の門 8 (BUNCH COMICS) 作者: 灰原薬 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2017/12/09 メディア: コミック この商品を含むブログ (2件) を見る

銀河英雄伝説 8

大変楽しんで読んでいる。ので、特になし。 銀河英雄伝説 8 (ヤングジャンプコミックス) 作者: 藤崎竜,田中芳樹 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2017/11/17 メディア: コミック この商品を含むブログ (3件) を見る

暴政

例によっての安直思考で、「ブラックアース」を読む前に薄いこちらから読んでおこう、と思ったわけだが、流石にナイーブに過ぎるというか、あまり特筆すべき中身はなかった感じ(別に妙なことを言っている、というわけではないが)。反省。 暴政:20世紀の歴…

不在の騎士

出張の機内で読む。元ネタらしき「オルランド」は知らないので何ともだが、全体を見れば実に20世紀的(というかラテンアメリカ、ネタバレを恐れずに読了時に脳裏によぎった特定の作品を言えば「エレンディラ」に似ているのでは?)。 不在の騎士 (白水Uブッ…

クラウド時代の思考術

ダニング・クルーガー効果(無知な人は自分の無知に気がつくこともできない)という話から始まって、各人の嗜好に対して「お気に召すまま」の情報が提供されがちな現代において、いかに必ずしも自分の欲していない「無駄な」知識に触れる機会を作るかが大事…

グローバリゼーションと人間の安全保障

言っていることとしては、「アイデンティティと暴力」と大体同じこと、という印象。(やはり横着せずに「正義のアイデア」とか大部を読む必要を感じる。 しかし、この本はじめ一貫して感じられるスタンスは、まさしく知性の可能性への信頼、という感じで非常…

プロフェッショナルの未来

従来の知的産業と、そこでの専門性の発揮により高い社会地位を得ていた職業は将来的にデジタル技術の力により解体されていき、(デジタル技術そのものに加えて)デジタル技術の力を借りた「準専門家」達により、代替されていくだろう、という本。 個人的には…