純粋なるもの

大昔ハードカバーで読んだものを読み直し。 羽生世代=将棋と将棋界を近代化した立役者、みたいな認識を広めるところに大きな役割を果たしたとも思える本書、改めて読んでみて、どちらかというと彼らが紛れもなく超一級の勝負師であるという点を再認識させら…

時を超える影 1

これは面白い。今後にも期待。 時を超える影 1 ラヴクラフト傑作集 (ビームコミックス) 作者: 田辺剛 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/08/09 メディア: コミック この商品を含むブログを見る

P.A.

はるか昔、月8の枠が少女漫画原作のドラマばかりだった時代(イグアナの娘とかガラスの仮面とかこれとか)にそうとは知らずに喜んで見ており、潜在的な趣味嗜好に甚大な影響を受けた身としては、本作についても大変面白かったような気がしていたのだが、やは…

レッド最終章 あさま山荘の10日間

ついに完結。とはいえ、過度に単純化されたり大げさに物語化された描写などはなく、これまで同様に非常に冷静に、立てこもりによる抗戦の経過(と自己目的化の馬鹿馬鹿しさ)を描く。 しかし、やはり全体通じて最もきつい部分は、山岳ベース事件の描写(小屋…

宝華飯店の豚バラ煮込み

最近Prime Videoで美味しんぼが見放題なことに気がついて、食事時に欠かさず視聴していることもあって、こんな題をつけてしまったが。 事実を集め、それに基づいて演繹的に考え、そこからの洞察による示唆といったものを与えるという形からは程遠く、材料を…

少女ファイト 15

後半には確かにびっくりはさせられた、のだが唐突ではなかろうか?これは大会後も続投、ということ…? 少女ファイト(15) (イブニングコミックス) 作者: 日本橋ヨヲコ 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/08/23 メディア: Kindle版 この商品を含むブロ…

応天の門 9

2つ下のエントリーに書き忘れた。安定感。 応天の門 9 (BUNCH COMICS) 作者: 灰原薬 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2018/07/09 メディア: コミック この商品を含むブログ (3件) を見る

見た映画たち

今度の学会発表を控えて尻に火がついていた(スライドは漸く作ったが練習がまだ)のでまた期間が空いてしまったが備忘のため。 ■七人の侍 6月に午前10時の映画祭で。見るのは二度目か。期間をあけずに、でかい画面で見られるのは有り難い。前回よりもかなり…

読んだ本たち

ひどく時間が空いてしまったので、ここ2,3ヶ月ぐらいの備忘録として。 未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書) 作者: 河合雅司 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/06/14 メディア: 新書 この商品を含むブログ (20件) を見る …

百億の昼と千億の夜

最近漫画成分が不足しており、二週間ほど前に読む。確かに阿修羅王は魅力的だし、序盤の風呂敷の広げぷりは引き込まれるところではあるのだが、中盤以降の収束の煮えきらなさが何ともはや(おそらく原作由来だとは思うのだが)。 百億の昼と千億の夜 (秋田文…

ZERO

出だしから一貫して予定調和的な世界が繰り広げられる、とばかり思っていたところ、見事に足元を掬われることに。してやられた感。 それにしても既に光る絵と擬音、間の独特さ。 ZERO―The flower blooms on the ring………alone. (上) (Big spirits comics spec…

「社会調査」のウソ

ともすれば結果だけが取り沙汰される「社会調査」についてはその妥当性が疑わしいものも多く、相当慎重かつ批判的に見ないとだめ、という本。 ためにならないことは無いのだが、本文で取り上げられる例などを見ていると、どちらかというと社会調査の手段の不…

ボルヘス怪奇譚集

寝る前にちまちま読んで先日終了。(ホラーとかの印象がちらつく)「怪奇」というより「怪異」とか「怪力乱神」とかのイメージ。 読み出す前は軽い気持ちで手に取り完全に油断していたが、初っ端の「死の宣告」で強烈なパンチを貰う。ただ、その後はそれ程で…

私の少女マンガ講義

2008年のイタリアでの講義と、その後のインタビューをまとめた本。イタリアでの講義については自らの作品の紹介もありながら、むしろそれらも一部としたような少女漫画の歴史、といった話の作りにした所は興味深いとはいえ、強い印象を残す所はそれほどなし…

ダンジョン飯 6

食事の場面が少ない、ということで徐々に面白さも減退してきている気が。何だかこの人のこれまでの芸風が出づらいというか。 ダンジョン飯 6巻 (ハルタコミックス) 作者: 九井諒子 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/04/13 メディア: コミック この商…

銀河英雄伝説 10

何だか滅茶苦茶面白いのですが。これを頼みに暫くはやっていきます。 銀河英雄伝説 10 (ヤングジャンプコミックス) 作者: 藤崎竜,田中芳樹 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2018/04/19 メディア: コミック この商品を含むブログを見る

数理科学 4月号

こちらはこちらで「研究者はいかに問題を設定しているか」という凄いテーマに対して、執筆者も錚々たる面子で大変面白い特集であった。一方で、自身の研究紹介の域を出ないものではなく、ある程度抽象化した上での話を展開されていたのは理論の先生が主、と…

数学セミナー 4,5月号

久しぶりに読んだ。 4月号については特集記事のエッセイの人選は興味を惹かれるものであったが、(特に純粋数学よりもその応用とか、物理・情報といった周辺領域に行くほど)実際の記事の内容は希薄であった。 唯一面白かったのが伊庭先生の記事で、「数学」…

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

1月ぐらい前に読む。題材はセンセーショナルで面白いのだが、最後の方(第4章)はかなり怪しい。そこを除いてもストーリー有りき、という気がしてならないのでかなり引いて見る必要があるという印象。 AI vs. 教科書が読めない子どもたち 作者: 新井紀子 出…

結んで放して

何とも他人事とも思えず胃が痛いがこれは良い。 結んで放して (アクションコミックス) 作者: 山名沢湖 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2016/11/28 メディア: コミック この商品を含むブログ (1件) を見る

劇画 ヒットラー

個人としてのヒトラーに焦点を当てた内容。ほとんど知識がなかったので興味深い。 劇画ヒットラー (ちくま文庫) 作者: 水木しげる 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 1990/08/01 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 28回 この商品を含むブログ (51件) を見…

入門 公共政策学

「公共政策」のしくみの解説としてはある程度整理されていると思うのだが、「公共政策学」というものがどのような学問なのかについては見えづらい。 入門 公共政策学 - 社会問題を解決する「新しい知」 (中公新書) 作者: 秋吉貴雄 出版社/メーカー: 中央公論…

H・P・ラヴクラフト 世界と人生に抗って

ウエルベックのラヴクラフトに対する、「この人は『こちら側』の人だ」という思いがガンガン伝わるような、入れ込みの書かせたる文章。これはこれで。 後装丁が格好良い。 H・P・ラヴクラフト:世界と人生に抗って 作者: ミシェル・ウエルベック,スティーヴン…

邪眼は月輪に飛ぶ

素晴らしい。無駄がなく、かつ凝縮された熱気は凄まじい。 邪眼は月輪に飛ぶ (ビッグコミックス) 作者: 藤田和日郎 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2007/04/27 メディア: コミック 購入: 10人 クリック: 105回 この商品を含むブログ (234件) を見る

少女革命ウテナ

かねてから喉に刺さった骨的、というか気にはなっていたものであり、新装版が出たのを良いことに昨年末から読み始め、5巻まで(漫画版としての完結部分)読了したのだが、結果としては全く合わず。(アニメはもっと凄いのか?) 流石に筋にジャンプが有りす…

デビルマン

依然劣悪な状況が継続中なわけだが、先日ついに読み終えた。確かにインパクトは凄い。これが少年マガジンに載っていたというのは衝撃的。 とはいえ、やはり当時とはその驚きも大分異なるというか、この現代社会において、むしろ最終巻の怒涛の展開を知らずに…

エネルギー産業の2050年 

ささっと読む。凄いことが書いてある、と言う感じではない。 エネルギー産業の2050年 Utility3.0へのゲームチェンジ 作者: 竹内純子,伊藤剛,岡本浩,戸田直樹 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2017/09/02 メディア: 単行本(ソフトカバー) この…

四間飛車上達法

ちゃんと終盤も(手癖で指さずに)頭を使いなさい、という点が身にしみる。 四間飛車上達法 (最強将棋レクチャーブックス) 作者: 藤井猛 出版社/メーカー: 浅川書房 発売日: 2017/12/25 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る

全戦型対応版 永瀬流負けない将棋 

さらっと読んだだけだが、出題される手自体は前よりも癖がなくなった感じ? 全戦型対応版 永瀬流負けない将棋 (マイナビ将棋BOOKS) 作者: 永瀬拓矢 出版社/メーカー: マイナビ出版 発売日: 2017/12/14 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブロ…

答えのない世界を生きる

最初の方の章は個人的には何とも、と言う所であったが、後半の自伝の所がむしろ興味を引くものであった。このオフロードぶりと何とかやっていく様を見ると、確かにやる気が出る。高校生ぐらいで読むともう少し根性の形成に影響していた気がするので早く読み…