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ラ・ラ・ランド

遂に(瞬間的に)劣悪フェーズを抜けたので、昨日池袋で見てきた。(しかし、特に音楽に集中するという点からは、もっと音響に振った所に頑張って行くべきだった。) 一言で言うならば、これは少女漫画ですね(悪い意味ではなく)。なので、すんなり入ってく…

用心棒

新文芸坐で見る。ど直球時代劇だが、ウェットではなく面白い。キャラクターの造形であるとか風、火の表現など随所に漫画らしさがある(そもそもピストルと刀、強いのはどっちだ、的なところからしてそうか)が、むしろこちらが元祖ということか。

惑星ソラリス

昨日K'Sシネマで。タルコフスキーの映画を見たことがなかったので良い機会と思って見に行くが、如何せん疲労を溜めた身体で見に行くものではなかった(第一部の途中で寝落ちした。首都高シーンあたりは再び起きてたが)。 それはさておき、こんなにキリスト…

若者のすべて

昨日ようやっと納まったので見てきた。瞬間的な絵の抜群の美しさと、アラン・ドロンのこの世のものとも思えぬ美貌(方向性としては「山猫」の方が好みだが、絶対値としてはこちらのほうが極まっている。空前絶後。)といった視覚的な点、そして南部からの移…

ローグ・ワン

軽い気持ちで見に行ったが、戦闘部分中心に予想よりも大分気合の入った中身で非常に楽しめた。正直エピソード7より面白かったので、これを受けてエピソード8にもアクセルがかかることを期待。 序盤は正直主人公の過去とか旅立ちの経緯に時間を割く割には深み…

この世界の片隅に

10年前ぐらいに「夕凪の街、桜の国」を読んだときに自分にはヒットせず、その後著者の本を読んでこなかったこともあって、先週それ程期待せずに見てきた(「聖の青春」とどちらにしようか迷って、直前に決めたぐらいの何の気の無さ)が、とんでもない勘違い…

色鮮やかな合戦や秀虎が入った城が落とされる所、最終盤の楓の方の最期などに代表されるような視覚的な部分が醍醐味なのかもしれないが、何となく白黒の他の映画(といっても数本しか見てないが)と比べると、魔法が解けたような感じを受けてしまうのは先入…

羅生門

なぜ今年はこれ程までに今迄「いつか見る」群に入れていたものが集中的に訪れるのか、さっぱりなのだが、これもギンレイホールでデジタル版上映ということで、風邪を引き引きも今日見てきた。 あたかも印象派の絵のような、森のなかでの光と影のコントラスト…

七人の侍

ここ数週間例によって劣悪な環境下に置かれており体力的にもボロボロだったのだが、これは是非大画面で見たいと思っていたので先週行ってきた。 控えめに言っても最高の映画だったと思う。話の筋の面白さ、登場人物の魅力、瞬間的な映像・そしてその連続とし…

いまを生きる

当初の予定ではなかったものの、あまりに評判が良いので気になって見に行ったが、これは全くの想定外のピンポイント大当たりだった。素晴らしい。 粗筋だけだとよく見かけるような、型破りな「なんたら先生」の説話的な話が想起され、胃もたれしてくる感じな…

生きる

「午前10時の映画祭」の存在を先日知り、風邪気味にもかかわらず慌てて見に行く。重苦しい話でありながら結構可笑しいところもある(出だしの胃の映像といい、病院から帰って部屋の暗闇の中に縮こまっている所とか、息子の名前を連呼する件とか)のだが、…

地獄の黙示録

映画館で見れるということで、立川まで行ってきた。極上音響、確かに良かった。出だしのヘリの音が映画館の右から左へとめぐるように聞こえ始めた瞬間には、ゾクゾクした(が、この映画、ワーグナーの「ワルキューレ」やストーンズをはじめ、他の所から曲を…

シン・ゴジラ

昨日見てきた。予告を見た時は一抹の不安もあったのだが、それは杞憂に過ぎず大変面白かった。出だしの登場シーンの禍々しさに始まり、話が進むに連れての絶望感の煽り方が素晴らしく、人類側(防衛する軍側)の気分になって特撮映画を見たのは生まれて初め…

帰ってきたヒトラー

最近は割と暇なので精神的に大変健康である(とはいえやりたいことに時間を比較的割けるから、というだけでやるべきことはてんこ盛りなのだが)。という訳で平日だが昨日見てきた。 序中盤は予告などから予想していたものを超えて、笑える部分と薄ら寒くなる…

ルートヴィヒ

先週「山猫」に引き続き、恵比寿ガーデンシネマで見てきた。少々耽美が過ぎるのと、見ていて非常にいたたまれない気持ちになる主人公のため、満足感は「山猫」には劣るものの、映像の美しさと、ヘルムート・バーガーによる、序盤の危なっかしい感じを孕んだ…

山猫

ヴィスコンティ生誕110週年を記念して、恵比寿ガーデンシネマで「山猫」と「ルートヴィヒ」の4K修復版の上映が始まったということで、昨日「山猫」見てきた。 恥ずかしながら今回がヴィスコンティの映画見るの初めてだったのだが、映像、音楽、そして俳優す…

マッドマックス(極上爆音)

今日行ってきた。前回見た時は3Dだったが、今回は映像のリソースを音に振ったような格好で、最高でした。涙が出るほど素晴らしかった。席も予約が遅かった割には予想より良くて、前よりじっくり集中して見れた。 ところで前回気付かなかったのだが、オープ…

オデッセイ

機内で見るその2。自活していく所は、画像よりも文章の形態の方が面白さを増幅できそうな感じ。あと全体の雰囲気が頭の良いアメリカンの嫌な感じの一端をそれとなく感じさせる(これはかなりうがった見方かもしれないが)ものなのでその辺も若干マイナス。

007 スペクター

機内で見る。しっかりシリーズ追いかけているわけではないのであれだが、兎に角大盤振る舞いというか、あれもこれも詰め込んだという感じで、これはこれで楽しい。ボスをもう少し格好良くしてくれれば尚良しだが。

マッドマックス 怒りのデス・ロード

上映当時は誰もが口を揃えて絶賛状態なので、かえって見たくなくなっていたのだが、年末あたりからやはり見るべきかという思いを強くしていたところに、今回の再上映。という訳で病み上がりの体にもかかわらず早速見に行ってきた。 結果的にはなぜリアルタイ…

スターウォーズ フォースの覚醒

何だかミーハーなものばかりでアレだが。 ここ最近わりとストレスフルな感じだったので、土曜日に見てきた。 中身はどうなんだろうか、(通り一遍過去のを見たことがあるという程度の知識のレベルなのだが)何だかオールドファンに大盤振る舞い、といった感…

The Godfather Live 2015

昨日昼の部に行ってきた。高かったこともあり躊躇した面もあったが、結果は大満足。映画と生演奏がマッチしないかもと危惧していたが、全くの杞憂であった。東京フィルの演奏も(一部速度がブレて怪しいところもあったとはいえ)全体通してみれば非常に良か…

ルック・オブ・サイレンス

衝撃の「アクト・オブ・キリング」の続編。前回の、インドネシアでの1965年の虐殺の実行者に当時の虐殺の様子を映画の形で演じさせる、というパンチ力のある設定に対して、今回は被害者の遺族が当時の虐殺者およびその家族のもとを訪れ、当時の虐殺について…

コングレス未来学会議

シネマカリテで見る。原作の、ドラッグと全体主義のはびこる世界への強烈な批判と夢と現の行き来・混合の中での不安定感を、それぞれハリウッド映画業界の「永遠の若さ」への飽くなき欲望と、サイケデリックな色彩のアニメによる表現に換骨奪胎してみせた、…

ゴーン・ガール

題材的には非常にタイムリーというべきか、今年という年の締めくくりに相応しい。 ただ中身としてはひたすら胸糞の悪さで押す感じ。途中のヤンキーの姉ちゃんの慧眼さが教訓的。

インターステラー

珍しく時間を確保できた日が映画の日だったことに気がついた時のこのしてやったり感。という訳で平日ではあるが見てきた。 映画は、ドラクエ5とドラえもんとゼロ・グラビティをごちゃ混ぜていまいちな感じにした印象。肝心な所は大体上の前者2つの方がよく出…

悪童日記

先週見に行った。新宿はシネマカリテで見たが、人も多くなく快適。 双子の第一印象はかなり良かったが、如何せん映画化にあたって原作から省くには惜しすぎる場面や台詞が沢山あってどうしてもそちらが気になってしまう。日記をつけ始める所とか、文体の話、…

AKIRA

先週目黒シネマで見てきた。確かに町並みとかバイクのシーンとか格好いいし、音楽も怪しくて良い。一方で、自分に歴史的な知識がなさすぎて、そちらの方向からどう捉えるべきかというのは分かっていなかったり。

ダンサー・イン・ザ・ダーク

一週間ほど前に見た。 が、ひたすら気が滅入る展開。それだけ。 ビョークは思ったより良かった。

アクト・オブ・キリング

例によって「藤原帰一の映画愛」につられてGW中に見た。 インドネシアでは1965年の軍事力による政権交代とその際の共産主義者の大虐殺以後、大虐殺を行った側が「正義」となり、大虐殺について取り上げることは禁じられているが、その大虐殺において大きな役…

アメリカン・ハッスル

藤原先生の評を見て面白そうだったので昨日見てきた。 嘘が嘘を呼び、雪だるま式に膨れ上がり冗談としか思えないレベルになって現実を侵食していく様(出てくる人たちが、本人たちは明確な目的を持って一世一代の詐欺をやり遂げようとしているはずなのに、い…

カポーティ

ものを書く(一般化して創造的なことをするとしていいと思うが)ことのモチベーション(泥を啜るような真似をすることを支える大義的なもの)の空虚さに気付かされてしまった時の脆さ。フィリップ・シーモア・ホフマンのカポーティのアンバランス感は良かっ…

アマデウス

休みの最中に見た。以前は後半途中(ドン・ジョヴァンニぐらい)でだれて放置したので最後まで見たのはこれがはじめて。 サリエリの曲がモーツァルトのものに変わっていく場面はやはり凄まじいが、最後は「え、それで満足なの?ふうん。」という感じ。

ゼロ・グラビティ

年末に見た。「2001年宇宙の旅」の「チョッキン、あーれー」的な所を気合を入れて表現した映画。超怖い。本編で出てくる危機は、明快な物理法則に基づいていることと、危険が自分に至るまでの時間がある程度あるということが特徴としてあると思うのだが、そ…

ハンナ・アーレント

3週間ほど前に見た。アイヒマン裁判について知りたいと思っていたところ、まさにどんぴしゃりの内容ということで喜び勇んで行く。内容は絞っただけあり分かりやすかったと思う。本筋以外でも、アレントの自分にも周囲にも知への真摯な態度を求める所が印象深…

オン・ザ・ロード

映画の日ということで日曜に見てきた。中途半端な時間を選んだにも関わらず、満員で驚く。 中身は終戦後1950年前後のアメリカを舞台に、作家志望の主人公サル・パラダイスが、自由気ままな親友ディーン・モリアーティとの時間や、刹那的な快楽そのものとでも…

グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独

偶然機会があって見た。 グールドの過去の演奏や活動の映像と、グールドの周囲の人の回想メインのドキュメンタリー。一部TV番組のもの由来のものとかもあったか(Youtubeで見られるものと同じか)。 内容はどちらかというとグールドの人となり的な側面に寄っ…

風立ちぬ

「子供に受けなさそう」という前評判と「飛行機」というので、ろくに下調べせずに見に行くことを決定。今日見に行ってきた。が、結論としては微妙な印象。まず全体として堀越二郎のエンジニアパートと堀辰雄の恋愛パートの単純な足し算となってしまっており…

華麗なるギャツビー

同期の人が面白かったと言ってたので、先週の日曜に映画見に行ってきた。絢爛豪華さを今様にした所が果たしていいのか、とかはあるけど、良い映画だったと思う。ディカプリオのギャツビーも良い笑顔に始まり良かった。 映画が思ったより良かったのと、挟まれ…

アンナ・カレーニナ

先週見た。全体としてはまあぼちぼち、というところか。認めて貰いたい、見て貰いたいだけでは駄目なんですよ、という非常に道徳的な感じで数年前に見ておくべき内容だったような気がする。 舞台上の仕掛けにした動機がまだ分かってないのと、(ロシアなので…