将棋

永瀬流 負けない将棋

今年の新人王戦、加古川青流戦を制した若手のホープが自らの将棋について解説した本。 形式としては、自戦の中から幾つか選ばれた局面において、そこからの展開を著者が解説する方式+解説付きの棋譜。 永瀬五段と言えば「受け」と「千日手」が言わずもがな…

四間飛車激減の理由

居飛車穴熊対四間飛車美濃の定跡書の総決算ともいえる内容。体系的にまとまっており、きわめて優れた本だと思う。四間飛車激減の理由 (マイナビ将棋BOOKS)作者: 阿部健治郎出版社/メーカー: マイナビ発売日: 2012/10/23メディア: 単行本(ソフトカバー) ク…

2012.10.01-04

王座戦が今終わって羽生二冠が奪取。内容も千日手局、指し直し局ともに現時点での事実上の最高のカードらしい複雑な将棋だったと思う。全体通じて今季の王座戦の大きなキーワードはおそらく「『手渡し』をめぐる新旧対決」なのでは。羽生将棋についてこれま…

第71期順位戦予想

昨年は各クラス1人は当てたので(全く面白みのない予想だったで当然だが)今年はそれ以上を目標に。A級 ◎渡辺 ◯名人戦敗退者 ●深浦とはいえこのクラスは正直候補が狭すぎる。渡辺竜王は相当固いし、名人戦敗退者含めればほとんど外れなさそう。というかこの…

四間飛車穴熊の急所

定跡書ながら、この戦型のエキスパートである著者の経験や感覚が比較的明示されており、良い本と思う。 らしさ満点の食いつき感覚などが勉強になり、ためになった。四間飛車穴熊の急所 (最強将棋21)作者: 広瀬章人出版社/メーカー: 浅川書房発売日: 2011/04…

-2012.01.02

あけましておめでとうございます。京都出張前後から放置具合がひどかったのですが、これからはもう少し書く頻度を上げていくつもりで。しかし当然ながら年が変わろうが何しようが、自分の置かれた状況が急に変わるわけでもなく、相変わらず進路その他につい…

羽生の頭脳2

中身がノーマルな三間飛車、中飛車対急戦と、藤井システム前夜の居飛車穴熊、左美濃という訳で、定跡書としては完全に古典になってしまっているのだが、個人的に目を引くのはむしろ自戦記の文章。 今でこそ羽生2冠のスマートかつドライな将棋に対する考え方…

羽生の頭脳1

恥ずかしながら今まで読んだことがなかったのだが、言わずと知れた定跡書の転回点となった(であろう)一冊。 今でこそこのレベルの本は珍しくなくなったし、浅川書房の本とかを始めとしてこの上を行くであろう本とかも見られるわけだけど、やはり10年以上前…

第70期順位戦予想

毎年やっては外してばかりな上、今年はとうとうB1開幕に間に合わなかったのだが、一応やる。去年は色気を出したところは悉く外し気味だったので、今年は超無難かつ簡単に。A級◎ 渡辺 ◯ 久保 ● 名人戦敗退者去年と殆ど変わらずだが、上位は基本変わってないと…

久保の石田流

現在事実上の振り飛車党党首による、石田流の解説本。もとが将棋世界上の連載をまとめたものなので割と基礎的なところから始まってはいるが、一冊の本にしてみると予想以上に話しの流れがクリアにまとめられていて、とても分かりやすい。 もちろん、講座をま…

2011.01.28-29

28日朝Fetter読みながら歩いてる最中にふと、古典的な話でいわゆる「跳ね返り係数」はちゃんと導出できるのか?ということが気になってずっと脱線し通し。というかこんなのも出来ないのか、と思って絶望していた。2限 化学物理学最終回。しかし聞かず。3限 …

どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?

本来あんまり買う気はなかったのだが、友人の感想(辛め)を見て逆に読む気が湧いたので購入。中身は半分はリアルタイム観戦記、エッセイといったもので、残りは対話篇、と称しての羽生名人、勝又六段、山崎七段、行方八段、深浦九段との羽生将棋をめぐる対…

将棋世界11月号感想とイメージと読みの将棋観について

将棋世界11月号読んだ。新イメージと読みの将棋観から、何事もなかったように羽生名人と藤井九段が抹消されていて笑った。 しかしかねてから思っていたが、最新形について尋ねても、通りいっぺんの回答しか得られないに決まっているのだから(これは今月の勝…

第69期順位戦予想

去年は外しまくりだったけど、今年もやります。やろうやろうと思いつつ、忙しくて全然書けなかったが、来週にはもう開幕してしまうので慌てて。以下昇級者予想。A級 ◎渡辺 ◯久保 ●丸山昇級者二人が大暴れという予想。渡辺竜王はB1のパンチ力が高い面子よりも…

寄せの手筋200

終盤の本として名著の呼び声高かった絶版本の、版元を変えての復刊本。 実戦に現れそうな形を題材に、基本的な必死の形から始まって、一段階を経てその形へ持っていくやり方を主に扱い、最終的にはそこそこの手数をかけて必死をかける段階までを幾つかの独特…

2010.03.02

2日眠いので手短に。 A級順位戦最終局は三浦八段勝って、名人挑戦。降級は井上八段。 個人的には藤井先生残留と、三浦八段挑戦が決まったので嬉しい。 将棋の中身的には佐藤ー丸山戦の卓越しすぎで誰も真似できないような佐藤九段の大局観と、郷田ー三浦戦の…

2010.02.27

27日午前中は月曜のゼミに備えてハーケン読みなおし。 午後から日本選手権見に行く。結果は学生日本一の東京大学が社会人日本一のNECに4−3勝ち。おめでとうございます。4本立て続けに取って、勝ちが決まるのこそ早かったものの、その後はNEC側の二大エース含…

2010.02.26

26日大学行って計算機室でひたすら今日〆切の現代物理実験学のレポート書く。終了後だれてしまい、あまり有意義に過ごさなかったのは反省。 しかしこれで、名実ともに春休みになった。やることとかはまた明日、明後日にでも。 そういえば昨日ちらっと話題に…

2009.12.31

31日朝から部屋片付けたり、ちょっとレポの計算やったりした後に、祖母の家へ出かける。後はぐだぐだ食っちゃ寝しつつ年が明けた頃に寝る。実際は祖母の家から更新できなかったこともあり、これを書いてるのは既に年が明けた後なので、未練がましいことこの…

2009.12.28

28日朝は激しく寝坊する。久々に飲酒したこともあったとはいえ9時半起きとかはひどい。その後は18切符組に便乗して帰る。途中昼食で初めてひつまぶし食べたが美味しくて気に入った。しかし今調べたところ、どうも「薬味をかけて食べる」というステップを…

2009.12.27

四日市から帰って来ました。27日朝から実質的な優勝決定戦。毎年のことながら初日からの異様な熱気は極大に達し、空気は張っている。重みを強く感じる。 立場上オーダー会議とかは出てないのでかなりどきどきしつつ当たりを確認。全てが妥当に行けば勝てそう…

2009.12.25-26

25日王座戦初日。 前日の反省から段取り考えて臨んだので幾分かましになった印象。もっとも開会式で優勝カップ返還忘れそうになったが。なんかこういうの死ぬまで治らない気がする。自分のところは三連勝。3日目が山場。夜は幹事会。まさか再び金勘定するこ…

2009.12.24

24日まずは十傑戦、女流戦ともに優勝おめでとうございます。めでたい。2年連続完全優勝が見えてきた感じか。 めでたいことの後に書くことでもないが、自分のことについて言えば今日は今年の中でも極めつけの最低な一日だった。夢に出そうなレベル。

2009.09.27

27日秋季個人戦ということで、朝から大東文化会館へ向かう。抽選の結果半分の山にやたらと強豪が集まり、もう半分の山はそれほど強くない人だらけか、あからさまに抜ける人が決まってる感じになる。自分は今大会屈指のぬるい山に入る。もちろん自分の存在が…

先手でやること

先手だと以前(今年の春)は▲5六歩から中飛車一択だったのだが、やはり相振り、特に三間飛車にされtるのが嫌なのと、いかんせん志が低いような気がしてやめようかと思っている。代替案として考えてるのが▲7六歩△3四歩には▲6六歩で矢倉、相振り志向、△8四歩には…

ゴキゲン中飛車への各対策への対策

昨日の続き。 後手引いたとき、▲7六歩△3四歩▲2六歩には△5四歩のつもりなわけだが、居飛車側に選択権がいろいろあって、どれもそれなりに嫌ではある。具体的には (1)丸山ワクチン (2)▲5八金右 (3)▲7八金 (4)▲4八銀(1)は実戦例も多く、しょっちゅうやられ…

三手目▲7五歩について

そろそろ個人戦まで20日切ったので、適当に毎日課題だして考えることにする。おもに序盤戦。 しかしこれ読んでるような奇特な人がいたら頭の中筒抜けもいいところだな。まあそんな人がいて、さらにその人と当たる確率とか低すぎるので無視して問題ないだろう…

将棋世界10月号

将棋世界 2009年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ発売日: 2009/09/03メディア: 雑誌この商品を含むブログ (3件) を見る最近あまりにも本読んでなくて、このカテゴリ使ってなかったので、雑誌だがこちらで。巻頭の山崎のインタビュー…

竜王戦羽生ー片上戦について

という訳で昨日の羽生ー片上戦。棋譜は竜王戦中継サイトで。http://live.shogi.or.jp/ryuou/内容も非常に面白く、熱戦だったのでぜひ将棋世界辺りでしっかり記事にしてくれればうれしいがそれはさておき。 投了図一手前で自らの非勢を悟った片上6段が自玉の…