将棋

週刊ダイヤモンド対談(井山六冠―藤井四段)

書店でおじさん向け雑誌である所の「週刊ダイヤモンド」の井山―藤井対談を立ち読み。全体的には特段印象深いこともないか、と思っていたが、最後の方で藤井四段の口から、「現状「レーティング」(ネット上で非公式に計算されている棋士レーティングのことか…

2017.07.02

佐々木五段は見事な将棋で結果を出し、男を上げましたね。局後のコメントも大変良かった。 個人的には比較的個別の棋士に対する思い入れは薄い方だと思うのだが、今日の対局に関しては例外的に、両者とも個人的な推しのかなり上位に来る感じなので、中継最後…

2017.02.11

朝日杯で八代五段が初優勝、ということで非常にめでたい。四段昇段直後から、かなりの勝ちっぷりを見せていたことや、将棋も切れのあるものだったことから、注目していたので今回かなり手強い所を下しての結果につながって大変喜ばしい。今後も期待します。

将棋界の巨人 大山康晴忍の一手

将棋世界の付録を集めて作った本。題材となる大山将棋は素晴らしいのだが、本としてのクオリティはかなりいまいち。まず問題の解答と大山の伝記的なエピソードを同一頁に織り込む形にしているのにもかかわらず、伝記と問題の年代がかなりずれていてストレス…

A級順位戦、叡王戦特番

昨日は夕方以降はほぼかじりつきであった。土曜最終日は観戦者側にはこの上ない。次回以降もこれを強く希望。 しかし終わってみれば、残った人たちの強さが際立った形か。それにしても(今に始まった話ではないとはいえ)複数年がかりの結果で順位を確保して…

「中終盤重視主義」発言について

将棋ペンクラブログの記事を読んで、ちょっと驚いたことがあったのでメモ。 元記事は田中寅彦七段(当時)による、谷川名人(当時)に対する例の「あれぐらいで名人になる男もいる」発言を含んだ自戦記。以下のサイトで見れます(面白いのでおすすめ)。 htt…

竜王戦

第1局は糸谷竜王の勝ち。挑戦者決定戦を見る限り、渡辺棋王がかなりの安定感を見せていたのでかなり苦しい番勝負かと思っていたが、王将リーグの勝ちに加えてこの勝ちでかなり面白くなったのでは。 意表の後手番横歩取りの採用から、兎に角実戦的な指し回し…

叡王戦(佐々木五段)

先程たまたま叡王戦の勝俣−宮田戦を見ていたのだが、白熱の終盤もさることながら佐々木勇気五段の解説が大変良かったですね。1,2年ほど前にこの手の解説やインタビューの受け答えを見た時には(不明瞭だったり、そうかと思えば言うべきでないような内容を口…

四間飛車の逆襲

(最近の若手では少し珍しく)ノーマル四間飛車と矢倉が得意戦法という著者による、対居飛車穴熊についての解説書。特に先手番の四間飛車について他の本に比べて詳しい解説がなされており、その意味で後手番四間飛車を徹底的に調べつくした「四間飛車激減の…

美濃崩し200

元の「美濃崩し168」は名著と名高い本だが、復刊・加筆されたこれも大変良い本。浅川書房は本当に素晴らしい。問題形式で、美濃囲い崩しの手筋を学ぶ形式の本だが、特に同一局面で持ち駒違いの場合に、どの手段を採用するか、などのパターン化が著しい。「光…

今朝

某駅ではじめて谷川九段を目撃した。朝の人混みの中、あまりにも自然だったので一瞬勘違いかと思ってしまった。

7手詰ハンドブック2

隙間の時間にちまちま解いて漸く解き終わった。平均して1問1分ぐらいかかってしまっているか。全体的に構図から一見して予想される(ありふれた)筋とは少し異なる筋で詰む、といったものが多かった印象で、目の子で解かずちゃんと読まなければいけない、と…

世界コンピュータ将棋選手権

昨日の決勝リーグではponanzaが圧倒的強さを見せて優勝。おめでとうございます。何かもう、危なげがない。 個人的に重要な気がしたのが(既に複数の指摘があるが)一昨日の二次予選で、Seleneが初の入玉宣言法の適用による勝利をおさめたこと。ぜひ専門誌等…

電王戦第5局

ここまで偶然なのか(あるいは周到に準備された上での必然なのか、そういった意味ではもっと早く向かえるべき段階だったのか)、馬鹿にコンピュータ対人間の試合の特徴がクローズアップされた展開が目につくシリーズでは有るが、最後の最後に今回のルールで…

ドキュメント コンピュータ将棋

情報量は非常に豊富で、特にコンピュータ将棋の開発者の部分については初めて見る情報も多く面白く読めた(個人的に衝撃だったのは、偶然短歌botの作者がコンピュータ将棋の開発者だったことと、飯田修一と久保亮五という名前が並んでいるところを将棋の本で…

電王戦第2局

想像の斜め上というか、お話として出来すぎの結末。今回のシリーズは変なノイズもなく非常に面白いのではないだろうか。 ただ蛇足ではあるが書いておくと、この、『飛車、角、歩という、「不成が全く得にはならなず、したがって通常の実戦においてまず不成の…

電王戦第一局

齊藤五段の完璧さに尽きる(今日の将棋の中身もそうだし終局直後の受け答えもそれまでのプレッシャーとか本当に準備し尽くした上でしかわからないようなAperyの強さとそれへの敬意とか色々現れていて大変良かった)、と思いきや、平岡さんも負けず劣らずの局…

最後の握手

老師本。昭和を創った15人のプロ棋士についての文章という題材で、冒頭の大山康晴を除けば、丸田祐三、山田道美、二上達也などから、真部一男、森安秀光、勝浦修、そして現役の棋士では森 雞二、南芳一、深浦康市、屋敷伸之といったあたりの、名人ではないも…

リアル車将棋

(まだ対局中だが)車将棋が(番組として)予想よりも面白くて驚く。絵面一発だけかと思いきや、局面での手の予想と合わせて駒をいかにスムーズに動かすかという所をサポート棋士とドライバチームの連携でやる所とか新鮮でおお、と思う。弁当を棋士・ドライ…

将棋界奇々快々

河口老師のNHK将棋講座での連載(米長名人誕生前後)をまとめた本。中身は対局日誌などで見られるような老師節といった所だが、将棋界における観戦記の質の低さとその地位の向上の話や、棋士が棋譜を提供してお金をもらっているということへの意識が希薄であ…

羽生のミラクル終盤術

「ミラクル終盤術」と「羽生の新格言集105」が1冊になった本。 前者は21歳当時の著者の文章が可愛らしすぎる(特に中身と妙に古めかしいフレーズのギャップが良い)というだけでも買いだが、将棋本としての中身も面白い。特に、手筋の勉強でも、盤面が人工的…

矢倉5三銀右急戦

矢倉△5三銀右急戦における郷田−阿久津−渡辺の系譜を一望できる良い本。それにしても羽生−谷川の七冠を巡る戦いや、羽生−渡辺の永世七冠・永世竜王を賭けたシリーズ、更に渡辺竜王10連覇を止めた森内−渡辺のシリーズと、この戦型が(必ずしも本流でないにも…

電王戦リベンジマッチ

将棋の中身もさることながら今後の展開という意味でもかなり示唆深い内容だったと思う。 前回の電王戦が終了した際(その時の感想)、継盤使用+長時間の秒読み(通常1分を15分にするという提案、実際の対局では10分の秒読みを採用)が先につながるものと思っ…

竜王戦

糸谷新竜王おめでとうございます。これまでも将棋だけでなくMTG、阪大院で哲学を専攻など非常に様々な分野で実績(と強烈な印象)を残していた糸谷六段がついに本業で、というのは大変素晴らしい。 特に最近は若手の競争が激しすぎる上、昨年から今年は中村…

羽生善治全局集(と矢倉二枚銀急戦(とカニカニ銀))

羽生善治全局集を入手したので並べ始めた。 「竜王 羽生善治」は持っていなかったためこうして読めるというのは大変嬉しいし、冒頭の竜王獲得を決めた一戦の自戦記から大変面白い。最後の「これから一年間竜王位を名乗らせて頂くわけですが〜」という件しか…

電王戦トーナメント

昨日一日だらだら見る。決勝のAWAKE-ponanzaは衝撃。ちょっとこの二つは抜けている印象か(floodgateとか含めて棋譜を沢山見ているわけでは全くないのでかなりバイアスがかかっているが)。

渡辺明の思考

最初は、質問を読者から集めてその回答だけで本作るとか(答える2冠はまだしも)手抜きすぎだろう、と腹立たしかったのでスルーのつもりだったのだが、立ち読みしたら中身が面白くて大半その場で読んでしまったので購入。 渡辺2冠のドライかつ論理的な思考形…

『ボビー・フィッシャーを探して』刊行記念「盤上の冒険者たち」

という訳で何とか当日までに本も読み終え、神保町は三省堂まで行ってきました。若島正―羽生善治の対談に加えて羽生善治―小島慎也のチェス公開対局が目の前で見れてしまうという贅沢にも程がある企画。枠が80人ということで申し込み締め切りがかなり早かった…

角交換四間飛車を指しこなす本

本家による待望の解説書。まえがきからも意気込みが汲まれるが、内容も逆棒銀、7筋での折衝、穴熊・矢倉との戦い方、飛車先保留などを初歩から丁寧に。毎度のことながら藤井本は将棋の考え方が明快なフレーズとして表現されている所が非常に素晴らしいところ…

新・詰将棋道場

5手から9手の手数が短めのものを集めた本。手数が限られているが、作者っぽい味(大駒を派手に捨ててからぐいっと小駒で詰ますとか史上最難の五手詰を想起させる、大駒の効きで宙に浮いた玉をぎりぎり詰ますとか)が出ているものも多い印象。マイコミ将棋…