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雪之丞変化

午前10時の映画祭でやっているのを観に日本橋へ。宣伝での画面の美しさに惹かれて、あらすじ程度の予習しかせずほぼ予備知識ゼロのまま行くが、予想よりも大分楽しんで見ることが出来た。 雪之丞と闇太郎との一人二役の長谷川一夫(さすがに加齢の影響は隠せ…

銀河英雄伝説 6

ティアマト会戦からアスターテ会戦へ。前巻までとうって変わって大変面白かった。 今回わかったが、おそらくこれまで戦闘の場面自体が興味を惹かなかったのではなく陳腐に見えてしまう戦術の話が興を削ぐ所が問題で、今回は同盟軍の愚かな行動が(戦術論的な…

アグリコラ(精妙な計測装置としての)

先日ボードゲームの「アグリコラ」をやる機会があった(ファミリーバージョン)。数年前に一度プレイしただけで、その時は時間もなく途中でお開きだったので、1ゲーム通してやったのはこれが初めて。 アグリコラ:ファミリーバージョン 日本語版 出版社/メー…

ニュー・シネマ・パラダイス

先週目黒シネマで。予想とは裏腹に、自分でもびっくりするほど淡々と見てしまった。おそらく、この話の作者と「良い話」感度の方向性があまりにも異なるのが原因。 大きい所で言えば、子供時代のトトがあまり好みでない(小利に敏いというか、小賢しい系なの…

ぼくがとぶ

噂はかねてから、的な本であるが、東京堂書店でのフェアで実物(新しい方だが)を初めて見て読む。絵は言わずもがな、話としても(特に飛ぶまで)実に良い。小さい頃に読むべきであった。 ぼくがとぶ 作者: 佐々木マキ 出版社/メーカー: 絵本館 発売日: 2013…

木のぼり男爵

GW中に実行しようと試みたものの中で、唯一完遂できたのが(かねてからの積読であった)この本の読了であったのだが、紛うことなき大傑作であった。これを読めただけで(遊び部分については)お釣りが来るぐらい。 割と昔から、一見突拍子もない内容でありな…

石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?

石油の内容が中心だが(ガスとかはそれ程なし)、説明が実に上手く(途中途中の実体験に基づいた雑談が、雑談にも関わらず、全体の話の中でかなり適切な位置を占めていることに感服させられる)、素人でも楽しく読める。 石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか? …

揺れる大地

先々週早稲田松竹で。素晴らしい映像の下、ただただ厳しい貧しさの中での選択肢のなさ(一見愚かに見える選択も、検討の余地すら生まれていない可能性もあることを考えてしまう)に、いたたまれぬ気持ちになる内容であった。翌日が月曜日の夜に見るのはやや…

アメリ

「午前10時の映画祭」が今年度早々にこれ、という訳で先々週日本橋に見に行く。 中学生の頃に見た時は映像的な印象が強くって、大筋のところとかはほとんど記憶になかったのだが、今回見てあまりにも「こちら側」の内容であることに愕然とした(サブカル的、…

ZABADAK 30周年記念演奏会@東京キネマ倶楽部

正直聞くのが恐ろしくも有りつつ(行ったのは1日目だけで、2日目はどういった形だったのか知らなかったので)、意を決して、だったのだが、圧巻の一言。素晴らしかったです。注がれてきた時(そしてその中での人)の厚みを感じずにはいられない。

地方消滅

賛否両論あるようだが(数字の取扱については素人には俄には賛否双方の妥当性がわからない部分もあったが)、(直結しない分野の)今後の見通しなど、何を考えるにあたっても、人口急減で今までのように機能しなくなる地域が存在する(その一方で一極集中は…

妖怪ハンター

過去に読んでいる部分もありつつも、「地の巻」、「天の巻」、「水の巻」(最も古い「地の巻」から時系列順になっている)に通して読むのは初めて。 しかし、出来栄えとしては、やはり最初の「地の巻」が一線を画している。なかでも「生命の木」(この前遠藤…

囲碁AI新時代

囲碁はルールも分かっていない程度、ということもあったのだが、千田五段のプッシュも見て、読む。1章、2章の具体的な部分は予想通り理解は難しかったが、著者の文章自体はかなりわかりやすく(今の囲碁AIが得意とする「大局観」的な部分と「局所の読み」…

ゲームの教科書

生々しいスケジュールが載っている所をはじめ、開発者になりたいと思っているキッズには一定程度興味を引く部分もありそうな気もするが、全体としては中身は薄い。 ゲームの教科書(ちくまプリマー新書) 作者: 馬場保仁,山本貴光 出版社/メーカー: 筑摩書房…

図解 次世代火力発電

汽力発電とかCCSの素養がないので不安にかられて読むなど。比較的情報は新しく(次世代火力ロードマップを受けてなのでそれはそうだが)、まとまっているので参考にはなる。 図解 次世代火力発電-環境性・経済性を両立する実用化への道- 作者: 高橋毅 出版社…

統計力学Ⅱ

まさかの、といった感じであるが、「Ⅰ」を読んだ後もちまちまと読んでいたのが、先週ようやっと最後まで再び行ったのであった(体調不良とか、年明けから時間確保がまるで出来ない期間が続いたりでぼろぼろだったり、とかもあったのだが)。 下巻も相も変わ…

すばらしい新世界

最近新版が出ており、読んだことがなかったので手に取る。今となっては、これが平常営業だからなぁ、的なところは割とあり。ただ、Counterpartとして「シェイクスピア」とか言われると、思い入れ(それどころかろくにあらすじを知らないというのもあるが)が…

家族の肖像

少し前に見た。 ヴィスコンティブームの火付け、とは聞いていたが、まあ確かに目眩する絢爛な感じとか、ウルトラ斜陽感とか、訴えうるものはあるけれど、圧倒的、と言う感じではないと言う印象。

沈黙

2月ほど前に見たが、書きそびれていたので備忘に。 感想としては、日本人俳優の印象が強い(特にイッセー尾形と窪塚洋介)。話としては、特にラストとか、こんなだったっけ?的な感じも。

イノベーションはなぜ途絶えたか

前半(特にSBIRの説明のある2章)は参考になるが、後半はあまり。 イノベーションはなぜ途絶えたか: 科学立国日本の危機 (ちくま新書1222) 作者: 山口栄一 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2016/12/06 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る

数学セミナー 4月号

数学セミナーで詰将棋の連載が始まる、というので手に取ったのだが、その他の記事も実に面白かった(といっても気軽に読めるものしか読んでいないが)。門外漢向けにシフトしたのかもしれないが、相当興味を惹かれる雑誌という感じ。以下メモ。 ・特集の「数…

ラ・ラ・ランド

遂に(瞬間的に)劣悪フェーズを抜けたので、昨日池袋で見てきた。(しかし、特に音楽に集中するという点からは、もっと音響に振った所に頑張って行くべきだった。) 一言で言うならば、これは少女漫画ですね(悪い意味ではなく)。なので、すんなり入ってく…

Flowers 4月号

アランが徐々に可愛らしくなってきた感。ところで、雑誌をわざわざ買うからには「ポーの一族」以外も読もうとはしている(面子は豪華に見える)のだが、何だかいまいち話についていけず。単行本買う方針にシフトするべきだろうか。 月刊flowers(フラワーズ) …

2017.03.03

九州へ。朝多少余裕があったので、Switchを買うために並ぶか散々逡巡するが、さすがにいい年してどうか(下手をするとSwitchを持ったまま飛行機に乗る羽目になる)と、あとゲームに割く時間が中期的に自分のしたいことを鑑みても、どれだけあるのか、と思っ…

用心棒

新文芸坐で見る。ど直球時代劇だが、ウェットではなく面白い。キャラクターの造形であるとか風、火の表現など随所に漫画らしさがある(そもそもピストルと刀、強いのはどっちだ、的なところからしてそうか)が、むしろこちらが元祖ということか。

レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ 4

あまりにもおぞましいが、まだ終わらない。 レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ(4) (イブニングコミックス) 作者: 山本直樹 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/02/23 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る

ルポ トランプ王国

これは大変良い本であった。なぜ「本音」であることが重要なのか、なぜ実業家であることを重視するのか、なぜ「反エスタブリッシュ」なのか、そしてなぜ(実際は必ずしもその実現性を信じていないにも関わらず)「変わる」ことを志向するのか、ということに…

僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

立ち読みして大半読んでしまったので。 感想としては、元となるコンセプトに対する本としてはかなりいまいち。はっきり言えば失敗。ただし、呼んできている人が凄いので、一部面白い。 まず題名とコンセプト(いわゆるすごい人でも、昔はそうでもなかった、…

銀河英雄伝説 5

戦いが起こらないほうが面白い気がする、ということで今回はそれ程でも。 銀河英雄伝説 5 (ヤングジャンプコミックス) 作者: 藤崎竜,田中芳樹 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2017/02/17 メディア: コミック この商品を含むブログを見る

2017.02.17

Tobias Brandesの訃報を聞く。自分の修論にもろに直結する仕事をやった人(だし、まだ比較的若いはず)なので流石にショックが大きい。 直接会ったのは清水研セミナーで話を聞いた一度のみだったが、その後も(これまた近い分野の仕事をして学位を取ったばか…

ダンジョン飯 4

地下5階にして赤竜登場、ということで早々と収束かと思いきや、まだ続くようで安心(一方で、今巻食べ物色は薄かったような)。 ダンジョン飯 4巻<ダンジョン飯> (ビームコミックス(ハルタ)) 作者: 九井諒子 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン…

ぼくの地球を守って

先週の「白泉社kindle本全品50%セール」という恐ろしすぎる(財布にとってのブラックホール的な意味で)*1ものが発生した結果(の一つ)。最近のストレスフルな生活の反動で、毎晩2巻ほど読んで昨日漸く読了。長年の積み残しであり、また一つ思い残しが消化…

惑星ソラリス

昨日K'Sシネマで。タルコフスキーの映画を見たことがなかったので良い機会と思って見に行くが、如何せん疲労を溜めた身体で見に行くものではなかった(第一部の途中で寝落ちした。首都高シーンあたりは再び起きてたが)。 それはさておき、こんなにキリスト…

2017.02.11

朝日杯で八代五段が初優勝、ということで非常にめでたい。四段昇段直後から、かなりの勝ちっぷりを見せていたことや、将棋も切れのあるものだったことから、注目していたので今回かなり手強い所を下しての結果につながって大変喜ばしい。今後も期待します。

真理の探求

年末に読んで以来、ずっと書かねば、と思いつつバタバタしたり自分の中ですっきり腑に落ち切るまでに時間を要したりで、こんな時期になってしまった。 「仏教と宇宙物理学の対話」という副題からして、著者名の記載がなければ妖怪アンテナが立ちそうな題材に…

旅先で読むその2。「過去は…バラバラにしてやっても石の下から…」的な話(を牙を抜かれたような格好になっている主人公と、罪悪感に苛まれ続ける妻とを中心に描く)で、3部作の中で一番好きかもしれぬ。 最後の禅寺に行く件が取ってつけたよう(でよろしく…

2017.01.31

詰まらぬことは色々あったが、John Wettonの訃報で全て消し飛ぶ、というかあまりにショックが大きすぎる。Progressive Rockに惹かれるきっかけとなったのが、Bruford、Cross、Fripp、Wettonの時代のKing Crimsonでした。("The Great Deciever"を偶々何も知…

Flowers 3月号

ポーの一族の続きを読む。予想だにせぬ新展開(と奇妙さ。アランはどことなく、やや軟着陸の方向を見せつつの気がするが、やはりエドガーの魔法が解けた感は如何とも)に、年表的に本当に1940年代なのか?とか訝しむが、本編後に年表が出てきて、スタートか…

2017.01.30

寝坊。「機動刑事ジバン」のOPを見て懐かしさに打ち震えるなど。超合金のジバンも車も小さい頃持っていてお気に入りだったのであった。 昼はエチオピアで。カレーを食すと戻ってきた感がある。 午後は田崎統計力学を読む。低温展開の復習。空でやろうとして…

回避性愛着障害

少し前にふと思う所あって読んだが、占い師か、と言う程ずばりずばりと言い当てられるようで(巻末のテストも合わせて)、大変いたたまれない気持ちになった。 本としては、事例で出て来る人がやたら芸術や哲学・文学系なこと(個人的にはホッファーの例が印…

狂気の山脈にて 2

旅先で読む。静的な性質の画が、物語の粘度の高い恐ろしさに実に合って、良い。 狂気の山脈にて 2 ラヴクラフト傑作集【電子特典付き】<ラヴクラフト傑作集> (ビームコミックス) 作者: 田辺剛 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン 発売日: 2017/01…

-2017.01.28

先程帰国しました。大寒波吹き荒れ−15℃とか言ってる中向かうことになりえらい目にあったが、天気自体には何とか恵まれたのと、その他も幸運に依る所大きく、大過なく帰還できて良かった(個人レベルでは色々出血多量でもあったが)。ただ詳細は略。 写真を一…

キットカット

偶然対象がタイムリーだが。 ご当地キットカットが東京駅の「諸国ご当地プラザ」で買えることを知るなど。

2017.01.12

という訳でやや意表を突かれる形で、このブログがリアル知人の目に止まることとなった(とはいっても、おおっぴらに公開している性質のものである以上、可能性としては常にある訳なので驚くようなことでもない、というのは正論としてあるのだけれど。実際TA…

2017.01.08

年初から「毎日日記をつける」を目標に、漸く8日続いて軌道に乗りそうなので、こちらでも「日記」タグを折に触れて復活させようかと思う。 何かやっぱり、どうということのない日々ということもあって、油断しているとすぐに色々忘れ去ってしまう、というの…

Tegmark

「数学的な宇宙」のMax Tegmarkが、かねてから気になっていた論文の著者であったことを今日認識した。論文はこれ。 [1608.08225] Why does deep and cheap learning work so well?

最後の秘境 東京藝大

年末に実家で読む。キャッチーな宣伝文句から当初本屋で見た時は軽視していたが、某所での「みすず」への推薦文を見て読むことに。 内容としては、妻が芸大生だが自身は芸術に関しての専門家ではない筆者が、芸大の学生へ行ったインタビューをメインにして、…

茄子 1

作者の巻末のコメント曰く、茄子より「ナスの漫画書いて我々をメジャーにしろ、タマネギよりもメジャーにしろ」とのお達しを受けて書かれた本作。 茄子はさておき、出て来る人たちの、ひねた感じと青臭さの同居する感じ(若者だけでなく、中年のおじさんも)…

はてなブログへの移行

という訳で新年なので(?)、良い機会とばかりにはてなブログへ移行しました。 1年ぐらい前にはてなブログは雰囲気が云々、とか言っていた舌の根も乾かぬうちに、というのはあるが、巡回(ブログ)群も軒並み移行しており、それらが移行していないのには強…

若者のすべて

昨日ようやっと納まったので見てきた。瞬間的な絵の抜群の美しさと、アラン・ドロンのこの世のものとも思えぬ美貌(方向性としては「山猫」の方が好みだが、絶対値としてはこちらのほうが極まっている。空前絶後。)といった視覚的な点、そして南部からの移…