純粋なるもの

大昔ハードカバーで読んだものを読み直し。 羽生世代=将棋と将棋界を近代化した立役者、みたいな認識を広めるところに大きな役割を果たしたとも思える本書、改めて読んでみて、どちらかというと彼らが紛れもなく超一級の勝負師であるという点を再認識させら…

時を超える影 1

これは面白い。今後にも期待。 時を超える影 1 ラヴクラフト傑作集 (ビームコミックス) 作者: 田辺剛 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/08/09 メディア: コミック この商品を含むブログを見る

ドラえもん振り返りクイズ

某所で目にした「ドラえもん振り返りクイズ」をやってみたところ、最初は舐め腐って望んだにもかかわらず予想を大幅に上回る手強さで、かなり冷や汗をかく。 4択にも助けられて結局1問間違えの95点だったが、「ハルカ星のハルバル」を「ハルバル星のハルカ」…

学会

統計の学会が9月に都内であったのであった。検索避けも兼ねて、わかりやすいフレーズは伏せる。 自分の発表は最終日で、poorかつセッションの場違い感が半端なく、粛々と発表して終わる感じであったので、総じて言えばいまいちなのだが(思いがけない出会い…

箱根旅行

珍しく8月に休みをとって、家族の祝いのお供で箱根に行ったのであった。 直前まで東京は鬼のような暑さでどうなることかと思ったが、奇跡的に日が陰って大変過ごしやすい気候になったので楽しく過ごせた。 とはいえだらだら歩いて回ったというだけで、ポーラ…

P.A.

はるか昔、月8の枠が少女漫画原作のドラマばかりだった時代(イグアナの娘とかガラスの仮面とかこれとか)にそうとは知らずに喜んで見ており、潜在的な趣味嗜好に甚大な影響を受けた身としては、本作についても大変面白かったような気がしていたのだが、やは…

レッド最終章 あさま山荘の10日間

ついに完結。とはいえ、過度に単純化されたり大げさに物語化された描写などはなく、これまで同様に非常に冷静に、立てこもりによる抗戦の経過(と自己目的化の馬鹿馬鹿しさ)を描く。 しかし、やはり全体通じて最もきつい部分は、山岳ベース事件の描写(小屋…

宝華飯店の豚バラ煮込み

最近Prime Videoで美味しんぼが見放題なことに気がついて、食事時に欠かさず視聴していることもあって、こんな題をつけてしまったが。 事実を集め、それに基づいて演繹的に考え、そこからの洞察による示唆といったものを与えるという形からは程遠く、材料を…

Atoll & Mario Millo Band

7月に渋谷で。2年前の演奏が素晴らしかったAtollだが、今回の面子はCrhis Beyaを筆頭に、前回のAndre Balzer以外を若手で固めたものとは異なる布陣。しかし全体的にはどうもこなれていないという印象であった。 一方で、(曲が演歌調で個人的な趣味嗜好に合…

ミラクルエッシャー展

7月の会期終了間際に行く。金曜夜とかに行くが、おぞましい混雑具合で辟易。 いわゆる「だまし絵」以外の側面を含めてエッシャーを紹介する、という非常に奥行きのある展覧会だったと思うが、印象に残ったのは「婚姻の絆」や「メタモルフォーゼ」などといっ…

少女ファイト 15

後半には確かにびっくりはさせられた、のだが唐突ではなかろうか?これは大会後も続投、ということ…? 少女ファイト(15) (イブニングコミックス) 作者: 日本橋ヨヲコ 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/08/23 メディア: Kindle版 この商品を含むブロ…

応天の門 9

2つ下のエントリーに書き忘れた。安定感。 応天の門 9 (BUNCH COMICS) 作者: 灰原薬 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2018/07/09 メディア: コミック この商品を含むブログ (3件) を見る

見た映画たち

今度の学会発表を控えて尻に火がついていた(スライドは漸く作ったが練習がまだ)のでまた期間が空いてしまったが備忘のため。 ■七人の侍 6月に午前10時の映画祭で。見るのは二度目か。期間をあけずに、でかい画面で見られるのは有り難い。前回よりもかなり…

読んだ本たち

ひどく時間が空いてしまったので、ここ2,3ヶ月ぐらいの備忘録として。 未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書) 作者: 河合雅司 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2017/06/14 メディア: 新書 この商品を含むブログ (20件) を見る …

ニンジャバットマン

天気にせよ行事にせよ何かと気が滅入る季節である6月ではあるが、その中での精神安定要素の一つとして期待するところ少なくないものがあったこの作品(バットマンには詳しくないのだが)。 感想としては、ともすれば我に返って疑問符を浮かべてしまいそうに…

百億の昼と千億の夜

最近漫画成分が不足しており、二週間ほど前に読む。確かに阿修羅王は魅力的だし、序盤の風呂敷の広げぷりは引き込まれるところではあるのだが、中盤以降の収束の煮えきらなさが何ともはや(おそらく原作由来だとは思うのだが)。 百億の昼と千億の夜 (秋田文…

ZERO

出だしから一貫して予定調和的な世界が繰り広げられる、とばかり思っていたところ、見事に足元を掬われることに。してやられた感。 それにしても既に光る絵と擬音、間の独特さ。 ZERO―The flower blooms on the ring………alone. (上) (Big spirits comics spec…

「社会調査」のウソ

ともすれば結果だけが取り沙汰される「社会調査」についてはその妥当性が疑わしいものも多く、相当慎重かつ批判的に見ないとだめ、という本。 ためにならないことは無いのだが、本文で取り上げられる例などを見ていると、どちらかというと社会調査の手段の不…

プーシキン美術館展

タダ券を手に入れたので先週行ってきた。が、こちらのピントが合っておらず、思ったほどではなかったか。気に入ったのはコルテス「夜のパリ」、シスレー「霜の降りる朝、ルーヴシエンヌ」(「ダージ」のジャケか、とか言いたくなってしまう)。

将棋界 20代の逆襲

高見新叡王誕生記念、ということで。 つい最近公開されたインタビュー、とても面白いので宣伝。 news.livedoor.com これを読むと、確かに応援したくなる。今回のシリーズはまくりだらけだった、とはいえ今後に期待したくなるところである。 で、(例によって…

至上の印象派展 ビュールレ・コレクション

先日行ってきた。終盤かつ連休だったのでえらい混みようでしびれた。 しかし、中身は当初の予想を上回るものであった。初っ端のフランス・ハルスの「男の肖像」の印象派との類似性、という指摘であるとか(デカルトの肖像画の作者か!ということに後に気づく…

ボルヘス怪奇譚集

寝る前にちまちま読んで先日終了。(ホラーとかの印象がちらつく)「怪奇」というより「怪異」とか「怪力乱神」とかのイメージ。 読み出す前は軽い気持ちで手に取り完全に油断していたが、初っ端の「死の宣告」で強烈なパンチを貰う。ただ、その後はそれ程で…

太陽がいっぱい

連休中に日本橋で見る。 見ている間はアラン・ドロンの超絶美にひたすら感嘆することしかしていなかったが、どうも終わってから調べた所、色々含むところのある映画である(ボートで隔離の結果、リプリーがひどく日焼けするのが、とか言われても全く見ている…

2018.04.07

高校の同級生の結婚式であった。いわゆる中高の部活をともにした人の、こういった場に呼ばれるのは初めて。最近はヨッシーアイランドの「ビッグけめくじ」も吃驚の心臓への毛の生え方ぶりなので、知人の結婚でどーこー言うこともないのだが、数週間前に「中…

同期現象の数理

3月31日、4月1日は遂に開放されたので、地の利を活かして書泉グランデでの千葉先生の非専門家向け講義に出てみたのであった。 数学者 千葉逸人先生 集中講義『同期現象の数理』 - 書泉/神保町・秋葉原 内容としては、力学系の初歩の考え方から初めて蔵本模型…

ZABADAK 32nd

3月は絶望的な労働環境に有ったので、その間の事を文章化出来ていなかったが漸く余裕が出てきたので日記につけておく。 猛烈繁忙期の中ではあったが、(Play your daysの後は行っていなかったこともあって恐る恐る、という所もありながら)死ぬる思いで時間…

私の少女マンガ講義

2008年のイタリアでの講義と、その後のインタビューをまとめた本。イタリアでの講義については自らの作品の紹介もありながら、むしろそれらも一部としたような少女漫画の歴史、といった話の作りにした所は興味深いとはいえ、強い印象を残す所はそれほどなし…

ダンジョン飯 6

食事の場面が少ない、ということで徐々に面白さも減退してきている気が。何だかこの人のこれまでの芸風が出づらいというか。 ダンジョン飯 6巻 (ハルタコミックス) 作者: 九井諒子 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/04/13 メディア: コミック この商…

銀河英雄伝説 10

何だか滅茶苦茶面白いのですが。これを頼みに暫くはやっていきます。 銀河英雄伝説 10 (ヤングジャンプコミックス) 作者: 藤崎竜,田中芳樹 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2018/04/19 メディア: コミック この商品を含むブログを見る

二匹目の金魚

岩波DSの記事で何となく気にはなっていた著者であったが、これは面白い! 「日常(というにはどことなく奇妙すぎるが)の謎」の新しい形なのだろうか。既刊も興味を惹かれる。 二匹目の金魚 作者: panpanya 出版社/メーカー: 白泉社 発売日: 2018/01/31 メデ…