宝華飯店の豚バラ煮込み

最近Prime Videoで美味しんぼが見放題なことに気がついて、食事時に欠かさず視聴していることもあって、こんな題をつけてしまったが。

事実を集め、それに基づいて演繹的に考え、そこからの洞察による示唆といったものを与えるという形からは程遠く、材料を列挙した、という段。

 

世界の51事例から予見する ブロックチェーン×エネルギービジネス

世界の51事例から予見する ブロックチェーン×エネルギービジネス

 

 

 

 

Atoll & Mario Millo Band

7月に渋谷で。2年前の演奏が素晴らしかったAtollだが、今回の面子はCrhis Beyaを筆頭に、前回のAndre Balzer以外を若手で固めたものとは異なる布陣。しかし全体的にはどうもこなれていないという印象であった。

一方で、(曲が演歌調で個人的な趣味嗜好に合わないこともあって)全く軽視してしまっていたMario Millo Band(Sebastian Hardie)については、かなり仕上がった演奏という印象。出来栄えが2つのバンドで逆なら文句なしであったのだが…

ミラクルエッシャー展

7月の会期終了間際に行く。金曜夜とかに行くが、おぞましい混雑具合で辟易。

いわゆる「だまし絵」以外の側面を含めてエッシャーを紹介する、という非常に奥行きのある展覧会だったと思うが、印象に残ったのは「婚姻の絆」や「メタモルフォーゼ」などといったものであった(本来の趣旨とはおそらく異なるのだが、前者を見ると断絶というか埋まらない溝、的なものが想起され、後者を見ると変身という奇跡への夢、のようなものを見てしまう)。

少女ファイト 15

後半には確かにびっくりはさせられた、のだが唐突ではなかろうか?これは大会後も続投、ということ…?

 

 

見た映画たち

今度の学会発表を控えて尻に火がついていた(スライドは漸く作ったが練習がまだ)のでまた期間が空いてしまったが備忘のため。

七人の侍

6月に午前10時の映画祭で。見るのは二度目か。期間をあけずに、でかい画面で見られるのは有り難い。前回よりもかなり落ち着いてあちこち見られた気がする。

万引き家族

ミーハーであれだが6月末に見る。予想を遥かに上回るもので、とても良かったのだが、個人的にはいわゆる「(暮らしの厳しい)家族の生活のリアル」がよく書けている、的な評で取り上げられる例(コロッケ等の揚げ物が(高カロリー低コスト故に)好物になるところ、葡萄については種無しで粒が小さい(安い種類の)ものしか食べないところ、家の中でものの占有率が高いところ、など)が尽く自分の生活(で別段何も思っていなかったところ)と合致した点が印象深い。

それはさておき、(24年組の漫画たちに衝撃を受け続けてきた身としては)大筋や主張についてはまあそうね、という感じなのだが、この生活の形態を「家族」と呼びたがる(登場人物たちがそう呼びたがる、という意味でもそうだし、この映画自体においてそれ(「家族」の定義付け)がテーマになりうる)所については考えどころ、という気はする。あくまで過渡的な状況下での帰結であってほしいというか。

本も読んだが、映画のほうが媒体としてはよく出来ている気がする。

 

万引き家族【映画小説化作品】

万引き家族【映画小説化作品】

 

 

 

東京物語

角川シネマで見る。奇しくも上とある種オーバーラップのあるような話で(ドライビングフォースが異なるわけだが)、初回でさらっと見てしまったために、大筋については、はあそうですか、という感じであったわけだが、どうも細かい所の気の配りようが相当優れたものであったよう。

 

蜘蛛巣城

池袋で見る。乱より面白い気はするが古めかしさは否めず。

 

 

 

読んだ本たち

ひどく時間が空いてしまったので、ここ2,3ヶ月ぐらいの備忘録として。

 

 ある程度わかったこととはいえ、暗澹たる気分になる他ない。

 

知性は死なない 平成の鬱をこえて

知性は死なない 平成の鬱をこえて

 

「身体」と「知」の対比という構図から、個人のうつの経験と現在の日本の惨状を同時に切り取ってみせる語りの切れ(そして自らの経験すらもそのように距離をおいて著述しうる様)に、歴史家の凄みを感じさせる本。

 

となりのイスラム 世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代

となりのイスラム 世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代

 

(本書の一部であるハウツー的な内容に関して)必要をなんとなく感じて軽い気持ちで手に取るが、 予想よりも政治的な内容について書かれた本であった。内容については知らないことが多かったのでそれは良いが、もう少し第三者的に書いてほしかったり。

 

市民科学者として生きる (岩波新書)

市民科学者として生きる (岩波新書)

 

 思ったよりも大分典型的というか、はっきり言えば落胆させられるところもあり。

何というか、もう少し「速度が上がりすぎてカーブを曲がりきれなかった」感じ以外の方向はないものかと思うのだが。

 

ジョジョリオン 18 (ジャンプコミックス)

ジョジョリオン 18 (ジャンプコミックス)

 

 やはり面白くない。

 

岸辺露伴は動かない 2 (ジャンプコミックス)
 

 前巻とは打って変わって滅茶苦茶出来が良い!正直はずれがない。イチオシは「望月家のお月見」(高野文子もかくや、という感じ)と「ザ・ラン」(常にこのレベルを維持してほしいのだが)

封神演義外伝~仙界導書~ (ヤングジャンプコミックス)

封神演義外伝~仙界導書~ (ヤングジャンプコミックス)

 

アニメ化でとてつもなく腹立たしい思いをさせられたところであったが、 本家は当然ながら素晴らしく(というか昔の絵にこれだけ雰囲気を近づけられるのはすごい)、大変良い外伝であった。

 

 大丈夫か?という感じ(褒め言葉)。

 

何だか手堅い系になりつつある?